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41件の議事録が該当しました。

該当会議一覧(1会議3発言まで表示)

2021-05-21 第204回国会 参議院 本会議 第24号

この下で、本法案は、少年法制に数々のゆがみをもたらすものとなっています。  少年事件は、家裁調査官がきめ細かな社会調査を行い、個々少年の心情や境遇など要保護性を見極め、少年院送致保護観察といった処遇を決める基礎とします。  本法案は、事件家裁から検察官に送り返し、成人と同じ刑事処分を行う原則逆送対象事件を大幅に拡大しようとしています。

山添拓

2021-05-20 第204回国会 参議院 法務委員会 第15号

その下で、法案は、少年法制に数々のゆがみをもたらすものとなっています。事件家庭裁判所から検察官に送り返す原則逆送対象事件を大幅に拡大するとしています。  しかし、拡大される短期一年以上の懲役若しくは禁錮に当たる罪は、強盗罪など結果や行為態様に様々なものが含まれ、罪名のみで一律に逆送とするのは不当です。

山添拓

2021-05-11 第204回国会 参議院 法務委員会 第12号

今回の少年法改正で生まれたこの言葉、特定少年、法制審議会議論の中では、この十八歳、十九歳については特別な呼び方というのは別になかった、触れていなかったというふうに伺っています。そうすると、少年法改正のその条文作りの中で特定少年というのが出てきたということです。  そうすると、この特定少年というものは一体どこで決まったんでしょうか。

真山勇一

2021-05-11 第204回国会 参議院 法務委員会 第12号

私、この与党PT合意内容を全て、全くけしからぬということで否定するつもりはないんですけれども、しかし、元はといえば、少年法制に関わる専門家が三年半掛けて議論してなお結論に至らなかった問題です。これを法務省内での僅か数か月の検討で結論を出しました。しかも、その際考慮されたのは、少年事件の実態や現場の声ではなく与党PT合意だと、今のお話ですと参照したのはこれだということですから。  

山添拓

2021-04-23 第204回国会 参議院 本会議 第18号

各国少年法制は、その国固有の様々な事情に基づいて形成されており、関連する法制度が全体として機能するように成り立っています。したがって、少年法適用年齢の違いのみを捉えて各国少年に対する刑事政策を比較することは適当ではないと考えます。  犯罪被害者やその御家族思いについてお尋ねがありました。  犯罪被害者やその御家族の方々の思いは真摯に受け止めております。

菅義偉

2021-04-14 第204回国会 衆議院 法務委員会 第13号

各国におきましてそうした状況が、アメリカの場合には大きな国でありますので州によってということでございますが、歴史や法文化社会情勢犯罪情勢等状況に応じて形成されたものでございまして、国民の信頼、これを基礎として成り立っているということでございまして、適用年齢だけ捉えて諸外国少年法制と比較することはなかなか難しい、適当ではないというふうに思っておりますが、年齢の区分につきましては、生まれてからずっと

上川陽子

2007-03-28 第166回国会 衆議院 法務委員会 第9号

戦後のアメリカ少年法制の中におきましても、一つの基本的な理念といたしまして、非公開の裁判所で職権主義的な少年審判手続が拡大したという時期もあったようでございます。また他方で、少年手続におきましても、適正手続と申しますか、これをできるだけ保障していかなければいけないという流れもあり、いろいろな改革が行われて現在に至っているものではないか、そのように認識しております。

小津博司

2004-06-03 第159回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第6号

それから、少年非行対策につきましては、この大綱、懇談会報告書もそうでございますが、基本的には、非行を犯した時点での種々対策少年法制中心とした種々対策というものも必要である。しかしながら、乳幼児期から学童期思春期青年期という段階に応じて、乳幼児から大人になるまで、それぞれの段階に応じて、家庭地域学校中心にしましてきっちり育成を図っていく。

山本信一郎

2000-11-17 第150回国会 参議院 法務委員会 第8号

あと時間がないので、五番ですが、「加害少年のみに着目した「保護主義」の限界」というところなんですけれども、少年議論の中で、少年法制というのは保護が原則だ、現行少年法保護中心にしている、それはそのとおりなんですが、ただ、保護だけではないんです、先ほど申し上げたように。刑事政策的な観点ももちろん入っている。  

前田雅英

2000-11-14 第150回国会 参議院 法務委員会 第6号

ケースワーク活動を広範囲に引き出すことのできる制度が、少年法制として優れていると考えます。」と、こう述べられています。  私はこの所見は非常に重要な耳を傾けるべき大事な所見だと、こう思います。大臣の御意見に対する反論として紹介をしておきます。  さてそこで、原則逆送という問題ですが、法務省に伺いますが、これまで法制審で少年法制審議の中で原則逆送ということが提起をされ議論された経過はありますか。

橋本敦

2000-11-02 第150回国会 参議院 法務委員会 第2号

これに対して、ルイス博士は、全米プロベーション協会が提唱する標準少年裁判所法案、これは一九四三年版ですけれども、を基本として、みずからがかつて居住していたニュージャージー州の少年法制を加味した改正案を逆提案してきた。もちろん当時のアメリカで全盛だった国親思想に基づいたもので、これはもちろん旧少年法とは全く構造が違うものでございます。

佐々木知子

2000-10-31 第150回国会 衆議院 議院運営委員会 第12号

そして、アメリカの事例を振り返ってみますと、日本の少年法のもとになったアメリカ少年法制、保護主義、これを明確に打ち出した少年法が変わってまいりました。変わっていく過程は、やはり政治の側からの、甘過ぎる、厳しくするべきだという議論が多々繰り返されて現在非常に厳しいものになっているというのは、議員の皆さん御存じのとおりです。  

保坂展人

2000-10-27 第150回国会 衆議院 法務委員会 第7号

そして今、法改正よりも先に求められていることは、少年法理念を徹底する少年法制を実現するために、家庭裁判所裁判官調査官及び少年院教官保護観察官など、少年司法に関係する諸機関の人員を大幅に拡充することです。あわせて、家庭学校地域が子供のSOSを早期に正面から受けとめて救済すること、そして、国がこれらの救済活動を支援する態勢を緊急に整備することが求められています。  

斎藤義房

2000-10-27 第150回国会 衆議院 法務委員会 第7号

しかし、今の少年法制は、一応十六歳未満か十六歳以上かで処遇について明確な区分けをしている、御存じのとおりです。私は、十四、十五の少年には、現行法どおり刑事処分送りの道は開かない、全部これは少年法処遇するということが妥当であろう。十六歳以上については、現行法どおり裁判官が非常に綿密なる調査を加えた上で、どちらの道を選んだ方がいいかを個々に判断する。

木島日出夫

2000-10-24 第150回国会 衆議院 法務委員会 第5号

その配慮なしに無理やりにやりましたら大変なことになりますから、そういう慎重な配慮を前提として、こういうシステムを我が国少年法制にもつくり上げていくということが今求められているんじゃないかということだけ指摘して、これは法案にありませんから、将来の課題として法務大臣の決意だけお伺いしておきたいと思います。

木島日出夫

2000-10-24 第150回国会 衆議院 法務委員会 第5号

提案者に聞きますが、現行少年法制では、この年少少年に対する刑事処分の道は開いておりません。年少少年はあくまでも保護処分として、少年院送致までを最高限度として教育、保護的処遇をすることこそがその少年更生への道であり、それがひいては再犯を抑え、我が国社会の平和、安全を守る道だ、そういう理念に基づいているからだと思うんです。  

木島日出夫

1999-01-29 第145回国会 衆議院 予算委員会 第6号

上田参考人 少年非行につきましては、家庭学校社会に抜本的な原因がありまして、そこにメスを入れることにより、少年法制も含めた総合的な対策が必要ではないかというふうに考えております。このような対策なくしては、真の意味での少年非行の抑制あるいは少年更生につながらないのではないかというふうに考えております。  

上田國廣