1957-02-21 第26回国会 参議院 商工委員会 第6号
湛水地域の上に上げて、右岸ないし左岸を通る、あるいは左岸で大きく迂回していく、いろいろな案が考えられますが、技術的に比較的勾配の少い線を通って建設できないことはない。ただ問題は、非常に上に上げます結果、トンネル、鉄橋等がふえて、駅舎の建設が割合困難になる。
湛水地域の上に上げて、右岸ないし左岸を通る、あるいは左岸で大きく迂回していく、いろいろな案が考えられますが、技術的に比較的勾配の少い線を通って建設できないことはない。ただ問題は、非常に上に上げます結果、トンネル、鉄橋等がふえて、駅舎の建設が割合困難になる。
非常に少い線の採算をもつて全体をまかなつておるという現状であることも事実でございます。ただ、公共企業体といたしまして、もちろん独立採算ということも十分念頭に置くべき重要な事柄でありますが、同時に、必ずしも採算だけを持つて運営方針をきめるということは、公共企業体としての性質上、必ずしもそうも行かない。
併し私共は大資本を持つたり、或いは財産を持つておりませんものですから、低い、收入の少い線の、数の多い線から見まして、その点から言えば非常に高くなるということで、一応世帶主に限定して頂きたいと考えるわけでありますが、税の面からではそういうことは言えますが、思想的には個人主義と家族主義の面については別の機会に意見を述べさして頂きたいと思います。