1978-04-12 第84回国会 参議院 物価等対策特別委員会 第3号
食糧管理法というものは、独禁法の適用除外であるということは私も承知の上でありますけれども、小麦不足に乗じて——乗じてという言葉はいけない言葉ですね、小麦不足の状況の中で米の使用を製粉とか二次加工に強要することは、独禁法第二条第七項第五号を持ち出すまでもなく、「自己の取引上の地位を不当に利用して相手方と取引すること。」に該当しやしないか。細かくなってまことに恐縮であります。
食糧管理法というものは、独禁法の適用除外であるということは私も承知の上でありますけれども、小麦不足に乗じて——乗じてという言葉はいけない言葉ですね、小麦不足の状況の中で米の使用を製粉とか二次加工に強要することは、独禁法第二条第七項第五号を持ち出すまでもなく、「自己の取引上の地位を不当に利用して相手方と取引すること。」に該当しやしないか。細かくなってまことに恐縮であります。
○渡部(一)委員 先日、外務省の招きでジョン・H・パロット国際小麦理事会事務局長が十月十四日、霞が関の外務省におきまして「世界小麦情勢」という題で説明された際、本年は四億トンを超える大豊作になるかもしれないという見通しを明らかにされましたが、そのときに、主要小麦輸出国の生産余剰はますます大きくなる反面、発展途上国及び社会主義国の小麦不足は一層深刻になるとの見通しを述べられたようでありますが、そうした
御承知のごとく、前年は社会主義のソビエトですらも小麦不足で、アメリカから小麦を入れる、前年は中共におきましてはカナダから数百万トンの小麦を入れた。さらに最近におきましてはインド及びインドネシアが食糧危機でございます。こういうときに、御承知のごとく、世界の余剰食糧の可能量——供給力というものは、わが国が必要とする準内地米は五十万トンぐらいしかないわけです。
昨年度の輸入価格も、ソ連の小麦不足、中共の小麦不足、そういう面からフレートの点が高くなりましたので、その結果なども影響して、輸入飼料が高くなっております。全体としては、流通政策全体を通じて対処していきたいと思いますが、なお、よろしければ事務当局から答弁させます。