1996-06-05 第136回国会 参議院 海洋法条約等に関する特別委員会 第4号
○参考人(小野征一郎君) 山本先生がもうすべてお答えになったと思いますが、MSYであれば今言ったように国際的な基準というようなことを考えることは可能だと思いますけれども、適正持続生産量、OYとなりますと、これは極端に言いますとどういう要因でも入れることができると言えるぐらいだと思いますので、事実上それは不可能に近いんじゃないかと私は思います。
○参考人(小野征一郎君) 山本先生がもうすべてお答えになったと思いますが、MSYであれば今言ったように国際的な基準というようなことを考えることは可能だと思いますけれども、適正持続生産量、OYとなりますと、これは極端に言いますとどういう要因でも入れることができると言えるぐらいだと思いますので、事実上それは不可能に近いんじゃないかと私は思います。
○参考人(小野征一郎君) なかなか一言ないんですけれども、オリンピック方式の難点というのはこれはよくわかっているわけですが、かといって一定の競争というのも必要でしょうし、そこでどういう形でいわば中間的なガイドラインを考えるかというのは、なかなか知恵を出すのは難しいというのが現状だと思います。これから考えさせていただきたいということであります。
○参考人(小野征一郎君) EEZ内の漁業管理の難しさ、あるいは適正な漁業管理が行われない最大の理由といいますか、それは要するに資源量に対しまして漁獲努力量が大き過ぎる、簡単に言うと漁船の数が多過ぎるということに尽きるんじゃないかと思います。EUについてもそれは例外ではないんじゃないかと思います。
ただいま議題となっております九案件の審査のため、明六月五日の委員会に上智大学教授山本草二君、社団法人大日本水産会会長佐野宏哉君、東京水産大学教授小野征一郎君を参考人として出席を求め、意見を聴取することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
そのために、最近水産庁におきまして、東京水産大学の小野征一郎先生を座長とする水産研究会も発足させたばかりでございます。非常に重要な御意見と思いますので、今後十分検討させていただきたいと思います。