1953-02-25 第15回国会 参議院 建設委員会 第14号
これだけいろいろ政治問題にもなつて曇り、いろいろな噂まで乱れ飛ぶような状態になつておるのですし、これだけ両方の資料がすつかり揃つているというときに、小笠原長官何故に決断を渋つておられるか、この点非常に疑問を持つ。これはずばりとやつてしまえば、大臣が先ほど総合国策の上に立てばこうだと言つておられるのだから、そういう調子で以てずばりとやつてしまえば解決しそうなものだと思うのですが、何故できないのか。
これだけいろいろ政治問題にもなつて曇り、いろいろな噂まで乱れ飛ぶような状態になつておるのですし、これだけ両方の資料がすつかり揃つているというときに、小笠原長官何故に決断を渋つておられるか、この点非常に疑問を持つ。これはずばりとやつてしまえば、大臣が先ほど総合国策の上に立てばこうだと言つておられるのだから、そういう調子で以てずばりとやつてしまえば解決しそうなものだと思うのですが、何故できないのか。
それから経済審議庁次官にお伺いしますが、小笠原長官は、安定帯価格の四十円引下げ、つまり九百円の基本価格を八百六十円にして、上限と下限を四十円ずつの幅に広げて今度の安定帯価格の改訂を行いたいということを、この折衝、政治的あつせんを通じて発言せられておるように承知しておるわけですが、それらの事実について、御承知であればお聞かせ願いたいと思う。
その中で小笠原長官のおつしやつたことは、貿易振興の前提として経済外交を積極的に進め、これと並行して輸出商品の国際競争力の培養、貿易商社の強化を行いたいということを強調せられていたと思います。そこで私は二点伺いたいと思いますが、この経済外交ということについて、どういう具体的な施策を持つておられるかということでございます。
小笠原長官の貿易振興計画は、苦心のあとも見られまするけれども、残念ながら予算的な裏づけがございません。積極的な国際市場開拓の助成案もなく、さりとて国内市場開拓に対しても計画的な対策が見られません。この際、政府は、このいずれの対策をとるかというその基本的態度について、明確なる御答弁を願いたいのであります。
(拍手、「その通り」と呼ぶ者あり) 次に運輸大臣並びに小笠原長官にお伺いいたしますが、政府は貿易外収支の改善に資するために海運政策として外国航路船腹の増強を図ると声明しておられますけれども、最近の状況は各社手一杯の配船をしております。その結果、海外におきまして積荷の競争をやる、積荷の競争をやつた結果は低運賃競争へと移行しておるのであります。
(拍手)昨日、小笠原長官は、事実の前にはいかんともすることができず、国内情勢の分析において、日本における産業活動の一般が停滞状態にあることを率直に認めざるを得なかつたのであります。
殊に貧乏な日本ではそれくらい慎重に予算を編成されておると同時に、一方におきましては確かに経済界の前途は、これは小笠原長官も大体肯定されておるようであります。大蔵大臣も肯定されると同時に、総理自身も国際情勢から見まして、楽観を許さないことは言われておる。又我々がしばしば指摘いたしましたように、減税はたびたび行われましたが、国民負担は決して軽くなつていない。
○愛知揆一君 いま一つ伺いたいのでありますが、昨日小笠原長官の御説明の中にこの信用保險基金の保險料の問題に関連して、大体年二分二厘五毛ぐらいの率になる、これは金融機関の貸出の金利に転嫁することになるのだが、一部は金融機関にもこれを負担させるつもりである、こういうふうな趣旨の御説明があつたように伺つたのでありますが、金融機関にどういうふうにしてこれを一部負担させるということになりますか、その点を伺いたいと