1971-12-13 第67回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第13号
この経過はどういうことかというと、小笠原暫定措置法の法案審議の際に、私が通知行為の点について、無権原状態を生ずるじゃないかということで盛んに問題にした。そこで、おそらく政府としては、苦心の策として告示ということを考えたに違いない。私はそういうふうに考える。しかし、及ばないものは及ばないじゃないですか。幾ら苦心された、努力されたということと、及ばないということは、別の問題じゃないでしょうか。
この経過はどういうことかというと、小笠原暫定措置法の法案審議の際に、私が通知行為の点について、無権原状態を生ずるじゃないかということで盛んに問題にした。そこで、おそらく政府としては、苦心の策として告示ということを考えたに違いない。私はそういうふうに考える。しかし、及ばないものは及ばないじゃないですか。幾ら苦心された、努力されたということと、及ばないということは、別の問題じゃないでしょうか。
小笠原暫定措置法とこの法律との違いというのもまた法制局長官も私も先刻承知の上での論議なんです。だから、大体似ているということを言ったって、大体似ているからいいのだなんという議論には少しもならない。だから、私が引いたような先例というふうなものよりも全くひどいということがあって、はたしていいものでしょうか。 私はもう一度総理にお伺いいたしたいと思います。
ある方法は一すでに小笠原暫定措置法の会議録をお読みになったのでしょう。あれは重大な問題だから読んでおいてくださいということだったと思うのです、質問の内容では。あなたのほうは暫定措置法によって、実は言えないと言っておるけれども、返還協定では引き続いてやりたい、暫定措置法をつくりたい、そうして伝家の宝刀だといって特別措置法を適用したい、何が何でも基地の機能は維持したいというのがあなた方の考え方です。
小笠原暫定措置法の五年を限って政令で定める期間という手続をきめたところの根拠、理由は一体何だったのですか。
本来、小笠原暫定措置法と同時に作成すべきではなかったか。旧島民は、政府の方針に不安を大きくしているのであります。 次に、小笠原の復興計画については奄美方式を取り入れると聞いておりますが、昭和二十八年に返還された奄美大島については、三次にわたり、五カ年計画で総額二百億円を投じて、やっと鹿児島県の所得水準の八〇%にこぎつけたといわれています。