2011-08-03 第177回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第9号
宇宙物理学の理論を実証してごらんになられたという基礎科学の立場から、三・一一以降の科学技術・イノベーション政策のあり方について、ノーベル物理学賞受賞者でいらっしゃる小柴昌俊先生の御意見、忌憚のないところを承れればということで、本委員会を設定させていただきました。本日は、よろしくお願いを申し上げます。 次に、議事の順序について説明をさせていただきます。
宇宙物理学の理論を実証してごらんになられたという基礎科学の立場から、三・一一以降の科学技術・イノベーション政策のあり方について、ノーベル物理学賞受賞者でいらっしゃる小柴昌俊先生の御意見、忌憚のないところを承れればということで、本委員会を設定させていただきました。本日は、よろしくお願いを申し上げます。 次に、議事の順序について説明をさせていただきます。
お一人は、あのノーベル賞受賞者の小柴昌俊先生ですよね。あのころはたしか、イーターをフランスが誘致するのか日本が誘致するのかというその誘致合戦のときの議論で、日本への誘致に反対論という形で、たしか核融合炉自体が危険で無駄だというような論調で、御意見を出されていたというふうに思うんです。
○下田敦子君 ノーベル賞の受賞者の小柴昌俊先生はITERの誘致は危険で無駄だとおっしゃられました。これは青森県にいらしたときであります。
二〇〇一年に、私、小柴昌俊先生から御連絡いただいて、東大の素粒子研の方へお訪ねしてお会いしたとき、小柴先生からも御意見を伺っております。それは二〇〇一年の一月十八日に新聞等でも先生が明らかにしておられますが、ITERの炉壁の放射線損傷の問題は深刻だということの御指摘と、ITER型ではない別な核融合反応を検討することなども提起しておられます。
今朝の参考人質疑で小柴昌俊先生もおっしゃいましたように、本当に今子供たちの置かれている状況というのはかつてと大いに違うわけでございます。決して今の子が不幸だと言うつもりはございませんけれども、かつて家庭が持っていた、あるいはコミュニティーが持っていた教育力というのが非常に衰える中で、社会、なかんずく学校が果たすべき役割というのがますます増大しているのではないかと。
と申し上げますのは、この年、小柴昌俊先生と田中耕一先生、お二方がノーベル賞、初めてのダブル受賞ということでございました。
小柴昌俊先生が言っておられますが、基礎科学や文学が冷や飯では将来の日本の科学技術の発展にマイナスだ。この言葉を本当に肝に銘じて、基礎研究費というものを引き上げていく。これは八〇年代、人頭研究費、経常研究費、ずっと国公立試験研究機関でも大学でもとまったままだったんです。わずかに上がりかけたのが、また最近下がっているんですよ。
とりわけ、今、各委員がおっしゃっておられますけれども、ノーベル物理学賞を受賞されました小柴昌俊先生のお話は大変心洗われるお話でございました。 私たち各委員の質問に、まず「はい」というふうにお返事をなさって後、少々毒舌も含めたユーモラスなお答えで優しくお答えいただきました。温かいお人柄と信念を感じ取れたとても有意義な参考人の質疑でございました。
小柴昌俊先生、野間口有先生、松尾和子先生、三人の参考人の方、今日はありがとうございました。大変示唆に富んだ有意義なお話をいただきました。ありがとうございました。このお話に基づきまして質問させていただきたいと思います。