1972-08-11 第69回国会 衆議院 運輸委員会 第2号
私どもは、船舶の安全の面で現在持っております資料で御説明いたしますと、御勧告の内容は主として小型漁船あるいは遊漁船あるいは小型客船、そういうものに対して有効な安全体制を立てるようにということが一番おもな骨子であったように考えております。
私どもは、船舶の安全の面で現在持っております資料で御説明いたしますと、御勧告の内容は主として小型漁船あるいは遊漁船あるいは小型客船、そういうものに対して有効な安全体制を立てるようにということが一番おもな骨子であったように考えております。
何か不可抗力的な要素があってなったということではなくして、人為的な結果としてこういう大事件が起きたということになるというと、運転の未熟なのか、技術的な問題なのか、士気の弛緩の問題なのか、そういうふうな時間に小型客船を運航するということの危険性というか、いろいろと考えられるのですが、とにかく寝ていたときにぼこんとぶつかって、そのまま沈んでしまった。天気は悪くないし、視野も悪くない。
それから先ほどの小型客船の安全性の問題でございますが、現在のような船会社のお客を積みたいという要求、また従ってその採算にもなるかと思いますが、そういうベースとそれからお客の要求ということを考えますと、現在の客船の建造では、とてもこの強い風や波に対しましては、抵抗力は弱いと思います。
○山下(正)政府委員 最近どういう船について指令を出したか、今資料を持ち合せておりませんので、あとで御報告申し上げたいと思いますが、先ほど申しましたように小型客船の建造というものは、非常にむずかしいアイテムがあるわけであります。しかしこの船といたしまして、先生御指摘のようにいろいろな問題もございますが、大体現在作られておりますような小型客船は、この程度の船が多い現状でございます。
各年次ごとのトン数を申し上げますと、一番最初に小型客船を三万五千総トンつくつております。それから第一次に三万七千七百総トンの小型の船をつくつております。それから第二次には約五万八千トンほどつくつております。それから第三次が五万二千トン程度でございます。それから第四次が四万二千トン程度でございます。
この会社もこの航路のほかに他に十航路以上の航路を経営いたしておりまして、その航路が相当黒字になつておりまするのと、この兼営事業収入として挙げておりまするのは、小型客船を他に貸しているというこの用船料収入と、その備考の括弧に書いてありますように、船舶売却代金として二百三十八万円というものがございます。まあこういうものを全部引つくるめた収支が四百六十万円という黒字になつているわけであります。
最後に今後における対策といたしまして、小型客船の安定性能につきましては早くから審議が行われておつたのでありますが、又沿岸船の建造に対しましても、安定性につきまして、復元性の問題を研究されておつたのであります。併しその後一部審議が中断せられておりました事情もあつたようであります。
○秋山政府委員 小型客船の建造の問題は、実は非常に古い問題でございまして、あれは終戰後、造船に関するいろいろの方針が全然立たなかつたときに、造船所の仕事も必要でありましたし、また戰爭によつて壞滅しました交通路の回復も必要でありましたために、やりましたことで、その後は一貫して貨物船本位で進むつもりであります。現在もその方針にかわりはございません。
〔委員長退席、佐伯委員長代理着席〕 その後平時型のりつぱな船もつくりたいと思いまして、資材の乏しい中を各方面から資材を集めまして、現在進行いたしております造船は、小型客船が二十八隻、総トンで二万四千トンばかり建造が進行いたしております。そのうち一、二のものはすでに完成して就船を開始しておる。こういう現状でございます。
年間のものとしまして、五萬三千トンのうちで、漁船建造、鐵道連絡船、小型客船、この三つを合わせまして、年間で一萬トンになつておる。一萬トンの鋼材でありますが、それと、すでに第二・四半期までで七トン餘りを漁船に割當てておるのであります。いかにわれわれが漁船に對する關心を深くしておるかということが、この割當によつて、證左できると思うのであります。