1977-05-25 第80回国会 参議院 公害対策及び環境保全特別委員会 第6号
○国務大臣(石原慎太郎君) 一般の脳性小児麻痺の患者、こういう患者さんたちに対する対処は厚生省の所管でございますけれども、たまたま環境庁が水俣病を所管いたしまして、その中に、脳性小児麻痺患者の中の一種であります胎性中毒によるいわゆる胎児性水俣病患者が何人かおられるわけです。
○国務大臣(石原慎太郎君) 一般の脳性小児麻痺の患者、こういう患者さんたちに対する対処は厚生省の所管でございますけれども、たまたま環境庁が水俣病を所管いたしまして、その中に、脳性小児麻痺患者の中の一種であります胎性中毒によるいわゆる胎児性水俣病患者が何人かおられるわけです。
長官に再びお伺いしますが、明水園を視察されたときに、胎児性の患者とお会いになって、その悲惨な姿を実感を持って受けとめられたと思いますが、そのときに長官は、歴代の環境行政の責任を反省し、園田元厚生大臣を会長に、歴代の環境庁長官を事務局長にして、胎児性患者、脳性小児麻痺患者が社会復帰できる組織をつくると、このように決意を表明されたと承っておりますが、その組織の性格はどういうものなのか。
これはやはりルーズベルト大統領の発起によって全世界の小児麻痺患者に対して、あるいは小児麻痺の将来に対して大きなポイントを打った措置でございました。したがって、いま申し上げた特別措置、その措置をする道程に至るまでにも、早く、できれば佐藤総理が音頭をとってスモン等社会病の基金制度、こういうものを検討してもらいたい、このように思うわけでございますが、ひとつお考えを承りたいと思います。
ちょうど八年前にプラハ大学に私参りまして、あそこに一人の小児麻痺患者もいないのを知って驚きまして、マリック博士にこのことを聞きましたら、これは生ワクチンの——チェコスロバキア製のものでありますが、ソ連製のものも研究いたしました。日本でこれを実行したのは、それから三年後のことです。
不幸な精薄児につきましても、小児麻痺患者につきましても同じ状態であります。私どもは、昨年暮れに自民党の発表しました「国民の健康、体力増強に関する基本要綱」という文書を読みました。これを見ますと、国民の健康をはかるのは、労働生産性を高め、経済の原動力をつちかうためだ、こう言う。つまり、利益独占の搾取のための人的資源の開発というのが自民党政府の考え方でございます。これでどうして人間尊重と言えるか。
しかし、相当多数のワクチン投与を行ないますと、その期間内に、ワクチン投与とは関係のない小児麻痺患者も起こり得るわけでございます。したがって、ワクチン投与の期間に小児麻痺症状を起こしました患者については、一例一例精細な調査をいたしまして、これがワクチンと関係があるかないかということを厳重に調査いたすわけでございます。
日本の場合もまだ年数がそんなにたっていないわけでございますので、今後に備えて一人の小児麻痺患者も発生しないように、そしてまた、より安全性とその有効性を確認していくためにも、私は、今度の生ワクチンの投与をされた子供さんの今後の健康管理、生ワクチンの投与によって乳児のからだにどのような影響があったかという、こういう点はもっと科学的に、組織的に調査をしていっていただきまして、そしてまた安全性、有効性を確かめて
(拍手) 最後に、私は重ねて強く御要望をしておきたいのでありますが、大切な子供の生命にかかわる問題でございますので、国としてはあくまでも事故が起きないよう、投与にあたって万全を期していただきますと同時に、すでに投与を終わった子供に対しても、事後の健康の管理を計画的、組織的にやっていただき、おそるべき小児麻痺患者が一人でも発生しないよう将来にわたっての布陣を十分にしいていただいて、今後はすべての母親
山梨県立あけぼの学園は、小児麻痺患者の父母たちの強い要望が動機となって設立せられ、昭和三十四年一月に開業、現在定員百床、県立養護学校の分校が併設されまして、身体障害児童の医療と教育を行ない、すでに退園した者百四十名であります。県下の身体障害児童は推定四千名とのことでありまして、収容定員の増加と、重度心身障害児童のための専門の療育施設の早急な拡充が強く要望されていました。
○今村政府委員 私は、実は会計の係でございまして技術の問題はわかりませんので、その点はかわりの者にやっていただきますけれども、全般的な傾向といたしまして、三十五年は全国で一月から十二月まで五千六百六人の小児麻痺患者が出たわけでございます。
昨年、一昨年は、御承知のように莫大な小児麻痺患者が発生をいたして参りました。このように毎年毎年日本においては伝染病が発生し、非常に大きな打撃を人命の上にも、あるいは経済的な面におきましても与えて参ったことは、もう御案内の通りでございます。
いわゆる行政府として流行を阻止していく対策、かような観点から考えますというと、私、専門家ではございませんけれども、専門家の申すところによりますれば、小児麻痺患者の九〇%を占める年令層に投与をすればそれで大体十分である、こういうふうに聞いておるのであります。日本の現状から申しますと、大体十才未満が九〇%に該当するのであります。
それから小児麻痺患者の発生の状況でございますが、五月十三日現在約二週間ほどずれておりまして申しわけございませんが——の数字を申し上げます。全国で五百八十九名、昨年同期が六百十九名でございますが、それに近い高率の発生を示しております。一昨年同期は二百四十名でございますから、ことしはその二倍以上という状況でございます。
○藤田藤太郎君 小児麻痺の問題は、今日まで何回もやって参ったところでありますけれども、実際にことし施行されたソークワクチンの実施状況、要するに何月から何月に幾らやったという問題、それから今後の見通し、それと、それからもう一つは、生ワクチンの試験検査の状況と、それから試験的に九州に生ワクチンを実施されている状況と、それから将来の生ワクチンについての考え方、それから三番目は、今の小児麻痺患者の罹患の推移
これについては国家としてただいま相当根本的に御調査をいただかなければならないという問題が一つと、あの水俣病にかかりました患者の現状を見ますと、今日国家が大きく保護をいたしておりまする小児麻痺患者等に対する対策と比較いたしまして、全く言語に絶するようなひどい症状であり、かつ、おそらく回復の望みはないような患者の現状にあるわけで、これをただ単に現在行われておるような対策で見殺しに、というと語弊があるかもしれませんが
これは最近日本に小児麻痺がこんなにたくさん流行して、多数の小児麻痺患者の発生するということは何かに基因するのですか。これは一体昔からあったのですか。ことにこれは最近流行するのですか、私わからぬ、わからぬが、新聞その他には非常に恐怖的にこれが伝えられるのです。そして何か予防措置か対策があるかというと、まあ食べ物を用心せいとか、手を洗えとか、昔からの通りなんだ。