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16件の議事録が該当しました。

該当会議一覧(1会議3発言まで表示)

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1995-06-01 第132回国会 参議院 労働委員会 第12号

この違憲判決後、法務省といたしましては、直ちに尊属に対する殺人事件実態とこれに対する社会一般評価及び裁判例等を総合的に検討いたしまして、尊属加重規定を全部削除する内容刑法の一部を改正する法律案提出すべく準備をいたしましたが、関係方面との調整が調わず、法案の成立には至りませんでした。  

渡邉一弘

1995-04-27 第132回国会 参議院 法務委員会 第9号

今回の尊属加重規定削除なんですけれども、これは刑法二百条が違憲とされた昭和四十八年の最高裁で審理されたケースですけれども、この資料を読ませていただきました。十四歳の実の娘を父親が強姦して、以来十五年間姦淫行為を続け五人の子供まで産ませてしまったという、これは大変な暴力をもって人の幸福を踏みにじる、人権も奪うというこういったケースでございます。  

山崎順子

1995-04-27 第132回国会 参議院 法務委員会 第9号

その後、四十九年に尊属加重規定削除を盛り込んだ改正刑法草案答申を受けまして、各方面の御意見、批判を参考としながら政府案作成検討作業を続けてまいりましたけれども、刑法全面改正についてはこれもまた大変多くの意見、また反対意見も数ございまして、国会提出に至っていなかったところでございます。  

前田勲男

1995-04-14 第132回国会 参議院 本会議 第16号

次に、尊属規定についてのお尋ねでございますが、法務省におきましては、最高裁判所違憲判決後、直ちに尊属に対する殺人事件実態とこれに対する社会一般評価及び裁判例等を総合的に検討いたしました結果、尊属規定削除し、あわせて尊属傷害致死尊属遺棄及び尊属逮捕監禁に関する規定削除することを相当と考えまして、法制審議会に諮問し、その答申を得、尊属加重規定削除する内容刑法の一部を改正する法律案を第七十一回国会

前田勲男

1995-04-14 第132回国会 参議院 本会議 第16号

次に、尊属加重規定削除理由についてのお尋ねでございますが、最高裁判所は、尊属に対する尊重報恩社会生活上の基本的道義であって、このような自然的情愛ないし普遍的倫理の維持は刑法上の保護に値する。尊属に対する犯罪を重い社会的道義的非難を受けるものとして一般的に刑を重くすることは直ちに不合理な差別とは言えないとしております。  

村山富市

1995-04-13 第132回国会 衆議院 本会議 第20号

第一に、内容変更を伴う改正は行わないとの基本方針のもとに、次の二点を除き、刑法典条文を可能な限り忠実に現代用語化して平易化すること、  第二に、最高裁判所違憲判決を受けている尊属殺人に関する規定削除するとともに、これとの均衡等を考慮し、その他の尊属加重規定削除すること、  第三に、いん唖者行為に関する規定削除することであります。  

金子原二郎

1995-04-11 第132回国会 衆議院 法務委員会 第6号

ただ、尊属加重規定刑法から削除されたゆえに、かつての言葉で言えば孝の徳が守られ、なくなったら孝の徳が守られなくなる、こういうような考え方をとっておるわけではございません。尊属加重規定削除するということは、決して尊属、つまり親をないがしろにするということではない、これはもうはっきり申し上げられることでございます。

前田勲男

1995-03-28 第132回国会 衆議院 法務委員会 第5号

ちょっと時間がないので次の質問に移りますが、今回、大変少ない内容改正の中では、尊属加重規定これが削除されたわけであります。  この問題につきましては、刑法行動規範という側面も持つという意味合いから、純粋な法理論だけではなくて、日本人としての文化というか、精神論という面からも考える必要を説く方が多くいらっしゃいます。

中島洋次郎

1994-06-22 第129回国会 衆議院 法務委員会 第6号

この間におきましていろいろと御議論のございました尊属規定等他尊属加重規定についても、過般当委員会でお答えを申し上げましたけれども、全面削除するということで諮問をさせていただいているところでございます。  これから法制審議会におきまして鋭意御協議、御調査をいただいて、できるだけ早い機会答申を賜り、法制化を図って国会での御審議をお願いしたい、このように考えているところでございます。  

中井洽

1994-06-21 第129回国会 参議院 法務委員会 第4号

それからもう一つは尊属加重規定これも私どもかねてから憲法に違反するのではないかということで考えておりましたが、これの削除審議会から出されている。  これをお受けになりまして刑法改正を来年通常国会提出をしたいというふうな御意向と承っておりますが、御決意のほどをちょっと大臣にお伺いしたいと思います。

竹村泰子

1975-02-18 第75回国会 参議院 法務委員会 第3号

直ちに当該条文法律が無効になるという考えではございませんけれども、最高裁判所判決を尊重するというたてまえから、当時、この二百条をどうすべきかということを法務省としては考えまして、尊属殺人実態あるいは尊属に対する考え方の世間的な評価というようなものも考えまして、立法政策といたしましては、最高裁判決を尊重するたてまえから尊属殺の規定削除すべきだという考えで、そして最も重い殺人の罪について尊属加重規定

安原美穂

1975-02-18 第75回国会 参議院 法務委員会 第3号

当時最高検察庁におきましては、当分の間、これら違憲と直接された犯罪でないが尊属に対する加重規定の適用されるべき罪の事件につきましては、それを処理する場合あるいは求刑を行う場合に、あらかじめ最高検に相談をして求刑等をきめなさいという指示をいたしておりますが、この通達も、その後一年を経過いたしましたころ廃止されておりますので、現在のところは尊属致死とかあるいは逮捕監禁という罪につきましては、従来どおりの尊属加重規定

安原美穂

1973-07-17 第71回国会 衆議院 法務委員会刑法改正に関する小委員会 第3号

しかしながらこれは尊属加重規定がなくとも、百九十九条の普通殺人罪法定刑の上限は死刑でございますので、その重い犯情に応じた刑を科すということは、十分この規定で可能となるわけであります。  また、わが国におきます家族構成の推移を見ますと、いわゆる核家族化という現象が著しい、特にその場合、都市部においては農村部においてよりもその傾向が著しいということがいわれております。

福田平

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