1951-03-01 第10回国会 参議院 通商産業委員会 第13号
中小企業金融に関しましては商工中金あり、信用組合あり、無盡あり、或いは市中銀行の專門店舖がありますけれども、それぞれ性格に制約を受けまして、中金のごときは組合金融でなければできないという法令上の制約がありまするし、無盡、信用組合は余りに少額の資金しか取扱えない、全国平均におきまして約七万円、東京平均におきまして十一万円の貸付しか行われてないという実情に鑑みまするならば、中小企業の真に必要とする五十万円程度
中小企業金融に関しましては商工中金あり、信用組合あり、無盡あり、或いは市中銀行の專門店舖がありますけれども、それぞれ性格に制約を受けまして、中金のごときは組合金融でなければできないという法令上の制約がありまするし、無盡、信用組合は余りに少額の資金しか取扱えない、全国平均におきまして約七万円、東京平均におきまして十一万円の貸付しか行われてないという実情に鑑みまするならば、中小企業の真に必要とする五十万円程度
一般的に市中銀行から出しておりまする額は、大体そういうことでありまするが、昨年四月からいわゆる中小企業の專門店舖というものが十一大銀行に作られておるのであります。六十四カ所作られておるのが第二頁に書いてあります。
さらに各金融機関の貸付の状況、特に中小企業專門店舖あたりにおきまする貸付の金額の状況というふうなものを見てみますと、この三十六億を三月末までに消化するということは、もしも全部がこの保險にかかるという前提をとりますならば楽に行けるのではないか、逆に少な過ぎるのではないかということを実は心配いたしておるわけであります。
そこで別途例えば見返資金によりまする中小金融資金の枠の拡張とか、或いは今臨時國会に通産省から提案になりました中小金融信用保険制度の創設とか、或いは普通銀行におきまする中小金融專門店舖の機能の促進とか、こういうようなことを併せまして中小企業に対する金融を打開して行きたいと考えておるのでございます。
それから中小專門店鋪というのが市中銀行にございますが、その中小車町店舗の特段の活用をはかつて、関係の銀行に対して協力を求めておりますが、特にこの中小專門店舖の活動を促進いたしまするために、災害復旧資金につきましては、この中小專門店舖の行う災害復旧資金の融資につきましては、日本銀行において高率適用を受けない、優遇した方法で資金的援助を行うことになつております。
特に大銀行につきまして、先般できました中小金融專門店舖、これらを活用して参りたいというふうに考え、これらの銀行を督励いたしておるのでございます。それから組合金融につきましては商工中金を活用する、農林関係の融資につきましては、農林中金を活用するという方法で向うのでございますが、商工中金では、さしあたつて二億のわくを設けまして、災害地に対する融通態勢を整えております。