1977-10-19 第82回国会 参議院 予算委員会 第3号
人命尊重とはいうものの、犯人から第一回の射殺者が米国人でカーター大統領の親友であると聞いた以上は、これは国民の疑惑を受ける、これは返答できない、こういうことで、返答しなくて、午前二時の制限時間が経過をし、そして米国人に遺言みたいなものを放送させました。それでもこちらは返答はいたしませんでした。この点は明瞭にいたしておきます。
人命尊重とはいうものの、犯人から第一回の射殺者が米国人でカーター大統領の親友であると聞いた以上は、これは国民の疑惑を受ける、これは返答できない、こういうことで、返答しなくて、午前二時の制限時間が経過をし、そして米国人に遺言みたいなものを放送させました。それでもこちらは返答はいたしませんでした。この点は明瞭にいたしておきます。
私どもは國警本部なり檢察廳がこの職務上やつた行動者に対して、寛大な態度をとるという心情も了解できるのでありますけれども、よりこの人命の尊重ということを頭においていただいて、この射殺者に対しては適当な処分をすることがかえつて警察官等職務執行法第七條を存置する理由になるのであつて、七條を規定します際にも、そういう諸点について非常に異論があつたのであります。これは皆樣御承知の通りであります。