1985-04-23 第102回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
と申しますのは、果樹共済の制度を組み立てるシステムが、このようにきめ細かく改善いたしましても、それが産地の生産者、特に肥培管理に熱心で産地の中核となっている専業的農家層に受け入れられ、その加入率を高め、ひいては保険収支の改善につなぎ得るものかどうか、率直に申しまして若干の疑問を持たざるを得ないのであります。
と申しますのは、果樹共済の制度を組み立てるシステムが、このようにきめ細かく改善いたしましても、それが産地の生産者、特に肥培管理に熱心で産地の中核となっている専業的農家層に受け入れられ、その加入率を高め、ひいては保険収支の改善につなぎ得るものかどうか、率直に申しまして若干の疑問を持たざるを得ないのであります。
専業的農家層の規模拡大につながるような方向は、現在のところあまり明確ではないのですけれども、この点はどうでしょうか。
また、その場合の、農業から他産業への転職に際しては、就業についての相談活動を活発にするとともに、できるだけ専業的農家層の規模拡大につながるように農地の流動化をはかること、あるいは後継者のない老齢経営主の引退を円滑にするための方策を講ずることなどのため、必要な対策を講じてまいる所存であります。