2021-02-17 第204回国会 参議院 資源エネルギーに関する調査会 第2号
長寿命核種を短寿命核種に、安定核種に変換できるというもので、半減期が数十万年掛かるものを数百年に縮めることが可能であるという技術であります。 これについて、今日は文科省来ていただいていると思います。
長寿命核種を短寿命核種に、安定核種に変換できるというもので、半減期が数十万年掛かるものを数百年に縮めることが可能であるという技術であります。 これについて、今日は文科省来ていただいていると思います。
現在は核廃棄物をそのままガラス固化して地中に何十万年も管理をするという方法が今考えられ得る主流となっておりますが、ほかの方法に、高レベル放射性廃棄物に含まれる長寿命核種を短寿命核種に核変換する方法が研究されています。これは、半減期を何十万年掛かるものを何百年に短縮することができる、そういう目標の中での研究でございます。
○国務大臣(林芳正君) 加速器の駆動核変換技術でございますが、この高レベル放射性廃棄物に含まれる長寿命核種を短寿命核種に変換することができると、今委員がおっしゃったとおりでございます。 文科省としては、この技術の確立によりまして、高レベル放射性廃棄物の長期的なリスクを低減して、原子力利用に伴う重要課題である廃棄物の問題に大きな貢献ができると期待をしておるところでございます。
高レベル放射性廃棄物の大幅な低減・資源化というプログラムでございますが、このプログラムでは、高レベル放射性廃棄物中に含まれる、半減期が十万年を超えるパラジウム107等の四つの長寿命核分裂生成物、今委員の方からLLFPというお話がございましたが、これを取り出して、我が国が研究開発をリードしております加速器技術を用いて、それら長寿命核分裂生成物を、放射能のおそれのない安定核種または半減期がより短い短寿命核種
そこで注目をされているのが、長寿命核種を短寿命核種に変換をする核変換技術であります。 大きくは、高速増殖炉による方法と、加速器駆動未臨界システム、加速器で中性子を発生させて、核種にそれを当てて寿命を短くするということでございますが、略してADSと呼ばれております。 前者は、高速増殖炉「もんじゅ」で研究されてきましたが、事故が多発し、成功の見通しが立っておりません。
しかし、この核変換技術は、中性子を長寿命核種に照射することによって短寿命核種に変換し、数十万年の処分期間を百年、二百年に短縮することができる技術でございます。いわゆる最終処分場が必要とはなくなり、中間処理施設を補強するだけで十分になるというふうに言われております。 核変換の方法は二つございまして、加速器を利用したものと高速増殖炉を用いるものです。
この核変換技術には二種類あって、一つは加速器、そして一つは高速増殖炉、いわゆる「もんじゅ」でございますけれども、私は、研究者の方々のお話を伺うと、加速器を使って大量に中性子を発生させて長寿命核種を短寿命核種に変換させるという技術の方が安心だと思います。
日本は、高エネルギー研究は世界最高水準にあり、高レベル放射性廃棄物に含まれる長寿命核種、マイナーアクチノイドを短寿命核種に変換させる技術があります。 一つは、高速増殖炉サイクル技術を利用したもので、いわゆる「もんじゅ」です。しかし、事故が多く、見通しが立っておりません。
使用済み核燃料を再処理した後の高レベル放射性廃棄物は、原子力利用において大きな課題であり、高レベル放射性廃棄物に含まれる長寿命核種を短寿命核種に変化させる処理技術の実用化は、極めて意義があるものと認識しております。 この核変換技術は、御指摘のように二つある。
また、原発の問題で、六ケ所村等々で核廃棄物の処理をどうするんだということが議論になっていますけれども、新エネルギー研究拠点ということで、「核廃棄物中の半減期数万年の長寿命核種に中性子を照射し、半減期数百年の短寿命核種にして環境負荷を低減」、これは右の上の方に書いていますけれども、そういう核廃棄物の安全化にも資するということで、多方面に活用できる。
この廃止によって、九一年に成立した長寿命廃棄物法で定められた短寿命核種への転換研究ができなくなるため、フェニックスが運転再開をされた。
そして、韓国政府の見解としましては、廃棄物は一年以内に放射能が安全水準まで低減される核種で、放射性同位元素の生産過程で発生した極低レベル、短寿命核種であるため海洋生物及び環境への汚染は全く問題とならない。七二年、七三年、二次にわたり投棄地点から海水を採取し放射能を測定した結果、自然状態の海水から出る放射能と差異のないことを確認している。これが韓国からの情報のほぼ全容でございます。
一般に放射線量の人体への寄与は、短寿命核種、たとえばヨード131などのような寿命の短い核種、及びストロンチウムとかセシウム、プルトニウムなどのような長寿命核種などに依存しまして、すこぶる複雑な関係にあります。
もしこういう急性の症状を起こすような短寿命核種による障害を考えるならば、中共がやっておりますのはどうせ中共の西域でございますから、それなら中共の本土のほうが日本のどこよりもずっと大きな影響を受けておるわけでございますので、自分自身のところへそう大きなものをかぶるようなことはおそらくやるまいと思いますし、その事情はソ連においても同じじゃないかと思います。
爆心に近ければ近いほど急性症状を起こす、短寿命核種であります。つまりこっちへ来るまでに消えてなくなるものが非常に多いわけであります。それから慢性症状を起こすようなものでございますならば、結局は単位面積当たりにどれだけそれが降るかということが影響をはかる目安になると思っております。
たとい短寿命核種でありましても、コバルト六〇や鉄は中寿命であるといってもいいわけであります。実はほんとうの短寿命、数日とか数時間で消えてなくなるというのは、たくさん前にあったのですが、その表から落としてきたわけであります。そういう寿命が短いもの、人間の命と比べて短いものが絶えずそれに供給されている。