1978-01-25 第84回国会 衆議院 本会議 第5号
円高とは円の価値が国際的に高まり、円の対外購買力が強まることを意味するものであります。けれども、勤労者が賃金として受け取る円、つめに灯をともすようにしてためた庶民の手元の円の購買力は、円高にもかかわらずちっとも高まってはおりません。
円高とは円の価値が国際的に高まり、円の対外購買力が強まることを意味するものであります。けれども、勤労者が賃金として受け取る円、つめに灯をともすようにしてためた庶民の手元の円の購買力は、円高にもかかわらずちっとも高まってはおりません。
ですから、四十六年九月の水準までいまの外貨準備が戻ったからといって、この外貨準備のいわゆる対外購買力は四十六年九月の水準とははるかに下がって半分近くの購買力しかないと、こういう状況になっていると思う。これを逆に私は裏づけるものとして伺いたいのは、現在の年間輸入額に対する外貨準備の比率は一体どのくらいになっているか、これを伺いたいと思うんです。
しかし、国民の持っております円の対外購買力は落ちるわけでございますから、国民一人一人の持っておる円の点から申しますと、国民は損する、そういう性質のものでございますので、いまの市場閉鎖前後における買い入れ額のいかんの問題はあると思いますけれども、為替相場変動に基づきます中央銀行の外貨資産の損失あるいは利益というものは、別の観点からお考えいただかなければならないと思います。
○水田国務大臣 円とドルとの関係で、円のほうの価値が上がった、ドルの価値が下がったということですから、ドル圏に生活されている沖繩の方たちは対外購買力がそれだけ減るということでございますから、日本から買う品物がいまのドルで買う限りは高くなる、こういうことになります。復帰まではそういう状態が続く。
で、そういう非常に小さい、それも正規でないマーケットで成立しますクォーテーションでございますから、それ自身が円の対外購買力を一般的に示すものだというふうには考えておらないわけでございます。
それからプラント輸出で現地の開発が進めば、やはり対外購買力もそれに相当して上昇してくることはこれは当然でございます。
そこで供給が需要に追いつけないというようなことは起こらないと思いますし、かりにあったといたしましても、輸入というものによってこれを調整できるだけの対外購買力というものが現に存在しているわけでございます。 しかし消費者物価におけるある程度の上昇ということは、私は起こるのではないかと思います。
次に、朝鮮における休戦に伴いまして、世界経済の動向は若干景気後退の徴候を示し、物価は低落の傾向にあり、対外購買力も漸次減少が予想されるのであります。アメリカにおいても、年頭の大統領教書においてこの点を述べております。
次に、朝鮮における休戦に伴いまして、世界経済の動向は若干景気後退の徴候を示し、物価は低落の傾向にあり、対外購買力も漸次減少が予想されるのであります。アメリカにおいても、年頭の大統領教書においてこの点に触れているのであります。