1985-06-04 第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第29号
財政が我が国経済に与える影響は以前に比べ小さくなってきていますが、まだまだ公共投資に対する依存が大きく、また対外経済摩擦等においては国の政策に対して国民の期待は大きいのであります。 我が国経済は昭和五十九年度で実質経済成長率は五・九%と高い伸びを示しておりますが、そのうち八〇%は外需に依存したものであり、内需主導による潜在成長力の顕在化というにはほど遠い状況であります。
財政が我が国経済に与える影響は以前に比べ小さくなってきていますが、まだまだ公共投資に対する依存が大きく、また対外経済摩擦等においては国の政策に対して国民の期待は大きいのであります。 我が国経済は昭和五十九年度で実質経済成長率は五・九%と高い伸びを示しておりますが、そのうち八〇%は外需に依存したものであり、内需主導による潜在成長力の顕在化というにはほど遠い状況であります。
そういう意味におきまして、今対外経済摩擦等でしょっちゅう向こうからもやってきますし、こちらからも行っておりますが、その際に出ますのも今お話しのような問題、次の五月にボンで行われる予定のサミットでの政治課題の一つも、アメリカの高金利をもう少ししっかり考えていけよということで、これは世界各国の主要国が歩調をそろえてそういう主張を力強くやっていくことが一番大事なことであろうかと考えます。
また、国内では米の過剰、経営規模の拡大の渋滞等の問題があるわけでございまして、しかも国内で経済界からもあるいはまた国際的には対外経済摩擦等の自由化の波が非常な勢いで押し寄せてきている、こういう環境の中で日本の農業というものを大きく展開させなければならない時期だと私は思うのです。
そこで、私は、農家の現状をずっと考えてみますと、また対外経済摩擦等のこういう状況等を考えますと、農業の近代化というのはどうしても必要だ、そのためには日本の農業に意欲的な農政が必要だ、そのためにはどうしても消極的な政策を捨てて新しい日本農政というものを確立しなければいけないという考えを私は昔から持っておるものでございますから、できるだけ早い機会にこの米の需給バランスをとることが当面一番必要であろう。