2008-05-20 第169回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号
万一の事態を覚悟しての行動だ」 北村氏がこれに対し、「日本政府は絶対にそうした報復措置を行わない」「報復したくてもそれを敢行する戦力を有しない」と語ると、士官らは一様に「信じられない」表情をみせ、「何のために日本はF15戦闘機を保有し、F2対地支援戦闘機を開発しているのか」と不思議がったという。 自国民保護への彼我の国家意思がいかに異なっているかを浮き彫りにしている。
万一の事態を覚悟しての行動だ」 北村氏がこれに対し、「日本政府は絶対にそうした報復措置を行わない」「報復したくてもそれを敢行する戦力を有しない」と語ると、士官らは一様に「信じられない」表情をみせ、「何のために日本はF15戦闘機を保有し、F2対地支援戦闘機を開発しているのか」と不思議がったという。 自国民保護への彼我の国家意思がいかに異なっているかを浮き彫りにしている。
第二点、これは航空自衛隊が導入を進めてまいりましたF2型の対地支援戦闘機、これが石破防衛庁長官の時代にもうこれ今後の調達はしないということが決まったわけであります。これは、まず大変な欠陥機であります。これはもうパイロットだれに聞いても、本音を言う人は、こんなもの欠陥機で困るよと。 ただ、これ、日本の欠陥機というのはこれに始まるものじゃないんですね。
○清水澄子君 新中期防においてF2対地支援戦闘機四十七機を整備することになっておりますね。これは一機の価格が百二十億六千二百万円であると思います。それを四十七機整備すると五千六百六十九億円に達すると思うわけですが、これは自衛隊の整備する航空機としては最も高価な戦闘機の一つだと思います。
○清水澄子君 でしたら、そういう製造請負契約の面から見て、まだ発注されていないわけですから、やはりこの正面装備の見直しということをぜひ、予算削減の中でF2対地支援戦闘機を対象にすべきではないか、このように思いますが、防衛庁長官、いかがですか。
○清水澄子君 しかし、このF2対地支援戦闘機というのは昭和六十二年には一機五十一億円であったと思うんです。それが今百二十億円ですし、米ソ冷戦時代の戦闘機であるわけですね。ですから、こういう問題はやはり見直して削減の対象にしていくということが必要だと思うわけですけれども、防衛庁はこのF2対地支援戦闘機についてメーカーとの間に何機の製造請負契約をされているのでしょうか。
こういう世の中に、国民の税金を使って、ある意味でいえば、こういう言い方はよくないかもしらぬが、非生産的な部門である対地支援戦闘機というようなものの後継機を考えるとすれば、こういう姿が表に出てくるということは、私は耐えられぬ気がするのです。こんなべらぼうな——まあ一遍そこで聞いておきましょう。何かあればおっしゃってください、なければいいですから。
○峯山昭範君 そんな対地支援戦闘なんて、そんなごまかしちゃいかぬですよ。そんな、自分の戦闘機で日本の国内のあっちこっちぽんぼん爆撃することになるじゃないですか。そんなことまるっきり考えてないんじゃないの、本当のこと言ってもらいたいね。 とにかく、要するにこの中身をもっと詳しく説明していただきたいと思いますね。
対地支援戦闘機、地上作戦を支援する戦闘機というのもあろうかと思います。あるいは我が方の場合は、地上戦闘を支援する任務もありますし、同時に、着上陸しようとしておる艦艇、そういったもののシー・インターディクションと申しますか、そういう海上におけるインターディクション、艦艇攻撃等をやる任務も持っているわけであります。
○国務大臣(後藤田正晴君) 私は、御議論を承りながら、四十七年のFST2改、これの採用をめぐってのいろいろな議論を思い起こしたわけでございますが、今回の対地支援戦闘機の選定に当たりましても、やはり国益を踏まえて私はスマートに決定をして、そしていささかも国民の疑惑を招かないというように扱わなきゃならぬと、かように考えております。
○秦豊君 総理、次期の対地支援戦闘機、FSXの問題ですが、これは一般的には国産化、これが一の選択肢、二の選択肢は外国機導入。果たして総理、これは二者択一的な命題でしょうかね。どうお考えですか。
○矢田部理君 これにつきましても従来から飛行機の役割を、航空機の役割を飛躍的に伸ばすということで戦略的な意味を持つという意味もあって大変否定的にとられてきたわけでありますが、とりわけこの対地支援戦闘機にF16の採用が一つ候補として上がっているわけですね。
もう一つ、FS、対地支援戦闘機との問題についてお話がございましたが、対地支援戦闘機につきましては、今回の五カ年計画では今後いろいろな機種について検討を重ねたいと思いますが、今、先生の申されました問題等も含めて我々検討さしていただきますが、最初にお断り申し上げておきますけれども、仮に対地支援戦闘機の数機と空中給油機があれば、それをもって直ちに専守防衛を超えるというような形には私ども考えておりませんので
○政府委員(矢崎新二君) 対地支援戦闘機の後継機種の問題について検討をしなきゃいけないということはそのとおりでございます。したがって、五九中業におきましてもその問題について何らかの形で触れていくということにはなると思います。
○秦豊君 それから、私はこれは三月ぐらいから聞いているのだが、次期対地支援戦闘機、FSXですね、これは矢崎さん、まだ結論が出ていない、勉強中、検討中、そこはもう答弁は要らないです。ただタイムリミットは一体いつごろと考えればいいのか、また五九中業にはどのように盛り込むのか、その辺だけは答えてください。
それからまた、着上陸阻止機能という面で言えば、これは陸だけでやる話ではございませんで、先生御指摘のように統合的な見地から防勢作戦を実施するわけでございますから、航空自衛隊におきます対地支援戦闘機の行動というものも重要でございますし、さらにはまた海上自衛隊の艦艇の支援もこれまた必要であろうかというふうに思っております。
それで、次期対地支援戦闘機、私はこの問題を五、六年前から国会で追求しているのです、なぜなぜという観点で。このFSXは国産という方向が濃厚なのです、防衛庁の局長はっきり言いませんけれども。国産が最良の選択とお考えですか。
○矢崎政府委員 技術的な点を御説明申し上げる前に一言お答え申し上げますが、私どもは次期対地支援戦闘機についての機種選定の作業はまだ実施いたしておりません。しばしばお答え申し上げておりますように、国産の可能性が技術的にあるかないかという点についての検討を機種選定の前段階の作業としてやっているだけでございます。
防衛庁、次期対地支援戦闘機FSX、これは国産化の方向が現在最も有力なのか、だとすればその論拠、根拠、理由をあわせて明らかにすると同時に、これは国防会議マターであると思うんだが、どういう手順で国防会議の決定に持ち込む存念か。また、次期対地支援戦闘機についての国産化については総理はどんな考えをお持ちなのか、それを伺って質問を終わります。
そういう意味で、洋上ないしは水際で侵略を撃破するというためには、航空自衛隊の対地支援戦闘機の能力であるとか、いろいろなものを活用していくことになりますが、しかし、最終的には、万一着上陸してきたものを排除する力というもの、これはどうしても不可欠でございまして、そこに空隙がございますとまさにもろい力になるということでございます。
○矢崎政府委員 F1は、現在六十年度の完成時勢力で申し上げまして手元の数字で申し上げますと六十八機でございまして、三沢に配備をいたしておりまして、この目的とするところは対地支援戦闘機能を持たせるということでございます。
冒頭に、本題に入ります前に少し承っておきたいのでありますが、最近の新聞紙上によりますと、防衛庁長官、私は五九中業の目玉というのは結局FSX、次期対地支援戦闘機、F1の後継機ですね、これが大きな問題だと思っているのです。これは五六中業で二十四機の調達が予定されていましたが、F1の耐用年数の延期もありまして解決していませんね。これについて国産という問題が一つ出ていますね。
しかし、個別の装備では、例えば対地支援戦闘機F1というのは一〇〇%。それに対して、シーレーン防衛の上で大きな役割を果たす自衛艦の全体の達成率は、四十九隻の目標のところ十九隻しかできていない。三八・八%だ。これは発注ベースだと思いますがね。そういうばらつきがありますね。
○政府委員(矢崎新二君) FSX、つまり対地支援戦闘機の次期の機種の問題でございますが、まず第一点の機種選定のための調査団を八月にでも派遣する計画があるかというお尋ねでございますが、この問題は現在の時点では基礎的なデータの収集の段階でございまして、機種選定のための特別の調査団を派出するという段階にはまだ至っておりません。
○秦豊君 最後に、まだ二分半ほどありますから、次の対地支援戦闘機FSX、これはごく最近だけでも三回ほど私は質問をしております。例えば、これは矢崎さんと冨田さんの議事録がここにあるが、本年四月六日、参議院内閣委員会の素質問への答弁。
次の対地支援戦闘機FSX、この問題を少し聞いておきましょう。 近く防衛庁としては調査団を特定の国に送る計画はおありですか。
私が聞いておるのは、T2の最初の設計を頼むときに、これは高等練習機ですから、そのときに、これは将来FST2改にするのだ、対地支援戦闘機にするのだということも含めて、それも考えてT2の設計をしてくれと三菱にお頼みになったかということを聞いておるのだ。