1960-02-18 第34回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第2号
その要点はどういうことかと申しますと、これまでのアメリカの対ソ一辺倒の原子戦略を直ちに放棄しなければならない、これがラドフォードの主張であります。すなわち同対の力を持って互いに戦った場合、アメリカもまた原子戦争によって自滅的被害を受ける。そのような形の戦争はもはや戦争ではなくて、アメリカの自殺である。これは排除すべきだ。そこで初めてアメリカの空軍万能主義が断ち切られるわけであります。
その要点はどういうことかと申しますと、これまでのアメリカの対ソ一辺倒の原子戦略を直ちに放棄しなければならない、これがラドフォードの主張であります。すなわち同対の力を持って互いに戦った場合、アメリカもまた原子戦争によって自滅的被害を受ける。そのような形の戦争はもはや戦争ではなくて、アメリカの自殺である。これは排除すべきだ。そこで初めてアメリカの空軍万能主義が断ち切られるわけであります。
そこで我々の平和への希望があると思うのでありますが、ただこの中共の意図がそうでなくて、若し国際コミンフオルムの線に乗りまして、飽くまでもこの世界の軍事力のバランス、これを破つて西欧陣営をして極東に釘付けし、その出血を強要するというような準ソ連的な見地に立つておるとするならば、はた又中共が現に呼号しておるごとく対ソ一辺倒の政策、或いは東亜の解放と言いまして日本まで解放する、反米闘争の解放と言つておりまするような