1968-04-12 第58回国会 参議院 本会議 第12号
いわゆる富里地域、その付近、これが成田——いまの三里塚でございます。また、これは、御料牧場等があり、比較的買収も容易なところだ、かように考えて、地元住民に御迷惑をなるべくかけないようにと、こういうことで、皇室の特別な御協力を得ましてこれに決定したような次第でございます。私は、審議会の意思もここにあった、かように考えておりますので、十分尊重した、かようにこれまた御理解をいただきたいと思います。
いわゆる富里地域、その付近、これが成田——いまの三里塚でございます。また、これは、御料牧場等があり、比較的買収も容易なところだ、かように考えて、地元住民に御迷惑をなるべくかけないようにと、こういうことで、皇室の特別な御協力を得ましてこれに決定したような次第でございます。私は、審議会の意思もここにあった、かように考えておりますので、十分尊重した、かようにこれまた御理解をいただきたいと思います。
第二に、もし、これが事実とするならば、富里地域への空港設置計画は、完全に放棄されたのでありますか。橋本官房長官や運輸省は、三里塚ではまたたく間に手狭になることが明らかであって、昭和四十五年から五年もすれば限界に来ると言い、将来、富里地区に拡張されるとの説明であります。
だから、この点では、もういままでの富里地域の住民の反対、これは完全にその反対がいれられたと、かように考えていいことで、私どもは、まずこれをつくって、そうしてその次に富里に拡大するのだろう、こういうことでないことを、この席をかりまして、はっきり申し上げておきたいと思います。
いまここまで来ました、政府の歩いてきました方向は、航空審議会等の御答申を尊重いたしまして、そうしてさらにできるだけの力を注ぎ、それを研究した結果富里地域以外に適地はないという結論に達しましたので、その結論に沿って作業を進めてまいっているのでありまして、その過程で、先ほど言いますように、当初計画をしておりました六、七百万坪の計画を一応御破算にしまして、三百二十万坪ぐらいの最小限の行き方でいこうと、こういうことに
○国務大臣(中村寅太君) 新空港の予定敷地につきましては、御承知のように、富里地域として昨年内定いたしまして、その後地元の了解工作に相当時間がかかりまして、今日に至ったのでございますが、当初考えておりました際に、富里地域の農家等に立ちのいてもらわなければなりません方方の、大体主として御料牧場をぜひ相談してもらいたいという地元の強い要請もございまして、そういうことでずっと進めてまいったのでございまして
○仮谷政府委員 私どもも発言すべきことは十分に発言をするつもりでありますし、富里地域が畑作のいわゆる耕作地域として非常にりっぱなものであるということも十分に承知をいたしております。いまお読みになりましたことは、われわれも十分認めておる問題であります。
私は八街町ですが、八街町は富里地域の農村をお得意としております商人がたくさんおります。この商人たちは、富里に空港ができれば商売は三分の一に減るわけでございます。ですから、強い反対が商人にもあるわけでございます。 次に、住民の不安は、富里については十分な科学調査も具体的な住民保護の対策も何にもないことです。
そういう点等を考えましていろいろ検討いたしました結果、富里地域以外にないという結論に達しましたので、地元の方々にはまことに気の毒でございますが、日本の将来の国際的な拠点としての新空港でございますので、そういう適当な場所はほかにございません関係から、あそこを内定することにいたしました。
○国務大臣(中村寅太君) 航空局の中でもあらゆる調査をいたしまして、これ長年、御承知のように何年もかかった案件でございますので、その間あらゆる技術調査をいたした結果、富里地域以外に適当な場所はない、こういう結論に達したのでございます。
○国務大臣(中村寅太君) 先ほど申しますように、私は当初は富里地区はかなりの農家の立ちのきを必要とするので、できるだけそういう支障のない地点にということで、あらゆる地点を検討調査いたさせましたが、結局ほかの場所に適当な土地がない、富里地域以外に適当な土地がないという結論に達しましたので、富里地域を内定いたしたわけでございます。
ところが飛行場は御承知のように、いろいろの地理上あるいは土質、あるいは空のというようなふうに、あらゆるものを備えておらなければならぬという条件がございまして、そういう観点からいろいろ調査をいたしまして、できるだけああいう、人が住んでおられるところを避けたいというたてまえで調査をいたしましたけれども、どうしてもほかにない、富里地域以外にないという結論に達しましたので、国家的な施設でございますから、地元
それから、これはまあ農林省に聞くのが妥当かもしれませんけれども、富里地域に空港ができました場合の排水の処理は、いまの水利関係から見て被害が起こらないで完全にいきますか。
どういうようにこれを入れようとしたって、これは南東から北西の方向に入れなければ、富里地域の場合には入りようがないじゃありませんか。これを東へずらせば、さらに密集地帯の成田市、成東市、八日市場市というようなたくさんの人口のところが入るでしょう。これを西にずらせば千葉市が入ってしまう。
一体富里地域に空港を設けた場合、この騒音はどのくらになりますか。騒音の起こり得る数、それから影響、こういう御調査がなければ、簡単にここがいい、あすこがいいなんていうことが言われるはずのものではない。運輸省に伺います。
○加瀬完君 農林大臣に伺いますが、この土地の利用度が低いと運輸省は言われておられますけれども、この八街、富里地域というのは、農業生産関係で土地の利用度が低い、生産力が非常に低いとお考えになりますか。
ですから、私は御意見をはっきりしておきたい点は、審議会のこういう委員、専門委員が議を練り手段を尽くして答申したものと思うが、場所もその他の候補地も全部批判が載っておりまして、最終的にはやはり千葉県の富里地域、こういうことに決定を見ております。木更津にしたところで地上管制上どうにもならぬ。浦安も私ども見に行きました。