2011-05-31 第177回国会 衆議院 環境委員会 第8号
それから、生活雑排水についてでございますけれども、琵琶湖の例でございますが、琵琶湖におきましては、昭和四十年代から五十年代にかけまして、水道水のカビ臭の発生や赤潮、アオコといった富栄養化現象など水質の悪化が顕著に見られておりまして、このため、流域を挙げて生活雑排水等の水質汚濁対策に取り組んだ地域でございます。
それから、生活雑排水についてでございますけれども、琵琶湖の例でございますが、琵琶湖におきましては、昭和四十年代から五十年代にかけまして、水道水のカビ臭の発生や赤潮、アオコといった富栄養化現象など水質の悪化が顕著に見られておりまして、このため、流域を挙げて生活雑排水等の水質汚濁対策に取り組んだ地域でございます。
また、その背景には有明海自身の富栄養化現象の進行がありまして、漁業生産の落ち込み、あるいは二枚貝などの各種生物の衰退、消滅も顕著で、明らかに有明海の環境は今委員御指摘のように悪化をしていると、こういうのが委員長の見解でございます。
特に下流に琵琶湖のように湖を持っておるそういう上流のダムの水質の問題につきましては、そのダムのBOD等のそういう指標だけでなしに、窒素、燐というような物質をどう処理できるかという問題、富栄養化現象に対していかに対応するかという問題も含んでまいるわけでございます。
建設省近畿地建が作成いたしました丹生ダムの環境影響評価書では、ダム下流において水質上特に影響のないものと考えられることから、ダム下流の生物化学的酸素要求量、BODについての予測は行わないとして、ダム完成後、富栄養化現象が発生する可能性は低いとしておられます。
また、栄養塩類の問題につきましては、富栄養化現象の制限因子であります燐の湛水面積当たりの負荷量と、ダム湖の特性であります平均水深それから回転率というふうなものも用いまして、統計的な手法により解析をいたしております。
ここが今、アオコといいまして、富栄養化現象で緑のじゅうたんのようになってしまいまして、死の湖の寸前になっております。これは何かというと、我々流域住民の出す液体の廃棄物です。特に、データを分析してみますと、工業排水よりも生活排水、生活雑排水が非常に大きな原因になっておるわけです。
○岩井政府委員 近年、一部のダムにおきまして、生活雑排水等の流入増に伴いまして富栄養化現象等の水質汚濁が進行しているところでございます。ダムの貯水池の豊栄養化防止のためには上流域の下水道整備、それから排水規制等による流入負荷の削減というものが基本的に重要でございますけれども、河川管理者といたしましても、できる限りの対策を講ずることは当然必要でございます。
そういう観点から、富栄養化現象の発生の可能性は低いと考えておるところでございます。また、放流水につきましての水温や濁度に関しましても、選択取水設備等を設置することによって、水質保全の点からも万全を期する所存でございます。
そういう富栄養化について、建設省が出していらっしゃるこのパンフを見ますと「富栄養化現象の発生の可能性は低いと考えられる」というふうに出ているわけです。
また、水中の栄養塩類の増加によって植物プランクトンが増殖する富栄養化現象も進行し、窒素、燐の濃度は、富栄養化の目安となる数値を大幅に上回っており、異臭味などの利水障害が生じています。 茨城県は、四十六年に公害防止条例を制定して、水質汚濁防止法に定める全国一律基準に比べて、排水量のすそ切り及び排水濃度の二つの面で、より厳しい規制を行っております。
○天野(等)委員 結局、富栄養化現象というものについて、地方がまず取り組んでいった。それに後からといいますか、国がおくればせながら対策を立て、国全体としての基準値を決めたり排水基準を決めたりということの関係になってきている。ここのところに私は大きな原因があると思うのです。
その辺について、そういう終末処理場をつくることによって富栄養化現象をむしろ逆に進めてしまわないのかというおそれがある。これについてはいかがですか、環境庁長官いかがですか。
○佐竹政府委員 湖沼の富栄養化現象につきましては、ただいまも御指摘もございましたけれども、要は湖周辺の社会経済活動が活発化することによって産業系あるいは生活系の汚水が流入し、湖の中に栄養塩類が豊富になった結果、植物プランクトンが異常に発生する、その結果がアオコや淡水赤潮の発生というように、さまざまな水利用上の障害をもたらす現象である、かように私どもは理解しているわけでございます。
(拍手) 次に、最近における湖沼の水質汚濁の現状を見ますときに、有機汚濁の問題と並んで富栄養化現象の問題が重要になってきております。アオコの大量発生や異臭味水、ろ過障害等の問題は、琵琶湖や霞ケ浦ばかりでなく、特に湖沼を上水道の水源として利用している地域にとっては緊急の問題であります。
にもかかわらず水質悪化が進行してきたというのは閉鎖性水域特有の富栄養化現象、これは先ほど金沢教授もおっしゃいましたが、そういうものに対する国の研究のおくれがあったのではないか、そういうことも一つの要因ではなかったかというふうに見ております。 また、本県におきましては、ただいま申し上げました県公害防止条例の全面改正の際に、水質汚濁と窒素、燐のかかわりを検討するよう県水質審議会の付言がございました。
ですから、人工的に起こる富栄養化以外にも自然でも富栄養化現象というものがあるわけですけれども、現在問題になっております富栄養化現象というのは、いわゆる人為的にいろいろのものが流れ込むことによって起こる現象ということで理解されるかと思います。
○茜ケ久保重光君 いま局長もちょっと触れたんですが、富栄養化現象、これは防止条例でかなり食いとめているという事実はあるわけね、いわゆる滋賀県の条例で。さらに、いま局長も触れられたが、あなたの方でもいろいろ考えているというんですが、何といっても大きな湖ですから、どうしてもいろんなものが入ってくる。
○説明員(玉木勉君) 琵琶湖の富栄養化現象に伴う水質悪化に対処いたしまして早急に水質保全を図るためには、BOD、SS、そういった有機性汚濁物質の対策だけではなくて、内部生産による汚濁負荷対策を講じることが必要でございます。
○茜ケ久保重光君 県の条例で富栄養化現象の防止について一生懸命やっていますが、やはり下水処理については第三次処理がどうしても必要じゃないかと思うのだが、この点についてどうか、下水道の第三次処理について。
そこで、問題は、御質問よりちょっと範囲が広くなるわけでございますが、窒素もそうでございますが、特に燐がこういう湖沼のような閉鎖性水域に入りますと、いわゆる富栄養化現象が進むということでございますので、合成洗剤に限らず、要するに燐全体について何らかの規制をする方途はないか、こういうことでございまして、私どもはいま、特に湖沼につきまして燐についての環境基準をまず設定することが前提でございますので、それをつくる
富栄養化現象に関連して申し上げますと、確かにプランクトンの増殖現象などにつきましては未解明の分野があり、これについての研究は必要ではございますけれども、しかしながら環境問題と申しますのは一般に手おくれになればなるほど回復が困難であるという問題がございますので、私どもはやはりその時点、時点で適切な対策を講じていく必要があると考えております。
燐あるいは窒素といったような栄養塩類がこういった内海、内湾にふえまして富栄養化現象——赤潮の発生でございますとか、あるいは貧酸素状況、そういったものが問題で、漁業等に被害を及ぼすような事態がございます。瀬戸内海につきましては瀬戸内海環境保全特別措置法が設けられまして、五十九年度を目標年度といたしまして燐の削減対策を目下実施しておるところでございます。
○馬場政府委員 私ども、特に閉鎖性水域等におきまして富栄養化現象が顕著でございますので、そういう総合的な富栄養化対策の一環といたしまして合成洗剤中の燐の低減あるいは無燐化等を言っておるわけでございます。
そればかりか、滋賀県が昨年の十月三日、水質保全局長あてに「窒素およびリンと富栄養化現象との関係について」という表題で三つのこと、一つは、窒素及び燐は富栄養化の主要な要因物質である、二つは、窒素、燐等の栄養塩類と赤潮の発生とは何らかの関係がある、三つは、琵琶湖の持つ特性にかんがみ、その水質を保全する見地から、窒素及び燐について県として総合的な削減対策を講ずることが必要であるという照会文を出しているのです
その同じ五十三年度の環境白書を見ますと、「このような」というのは湖のことであります、「このようないわゆる富栄養化現象は、人為的にも促進されており、一度富栄養化すればその後に汚濁源を排除しても湖沼の停滞性から見て容易に元の状態に戻らないのが特徴である。湖沼の水質汚濁はこのように河川とは異なった側面を持ち、これが湖沼の水質保全上大きな弱点となっている。」
さらに、そういう発生源を抑えるということのほかに、まあその一環でございますが、周辺における下水道の整備を図る、あるいはそのしゅんせつをするとか、いろいろな対策を講じておるわけでございますが、最近の湖沼の汚濁の特徴といたしまして、有機汚濁の問題もございますが、いわゆる富栄養化現象の進行が見られるわけでございまして、これは窒素とか燐とか、そういう栄養塩類が流入をいたしまして、プランクトンの発生等によりまして
また、両湖において、透明度、全窒素、全燐とも近年悪化していて、昭和五十二年から三年連続して、五月から六月に、かなり広範囲に及ぶ水域でウログレナを優先種とするプランクトンの異常発生、いわゆる淡水赤潮があったり、また、近年、モ類の異常繁茂が見られるようになっており、琵琶湖の水質は富栄養化現象が確実に進行しつつあります。