2000-03-28 第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第7号
ところで、富本銭が発見された飛鳥池遺跡、これは飛鳥寺に接して、飛鳥時代の歴代の宮殿とも近く、多様な工芸品などが出土をしました。そこに今、奈良県が万葉ミュージアムを建設しています。飛鳥池遺跡はどんな遺跡なのでしょうか。文化庁。
ところで、富本銭が発見された飛鳥池遺跡、これは飛鳥寺に接して、飛鳥時代の歴代の宮殿とも近く、多様な工芸品などが出土をしました。そこに今、奈良県が万葉ミュージアムを建設しています。飛鳥池遺跡はどんな遺跡なのでしょうか。文化庁。
飛鳥池遺跡は、先ほども申し上げましたが、七世紀後半から八世紀初めの総合的な官営工房であると考えられておりまして、日本最古の鋳造貨幣であります富本銭でありますとか、金銀等の金属製品などが発見された遺跡として貴重でございます。そういうことで、この遺跡の範囲確認調査の結果を踏まえまして、私どもといたしましては史跡指定の方向で検討してまいりたい、かように考えております。
飛鳥池遺跡は、七世紀後半から八世紀初めの総合的な官営工房であると考えられておりまして、日本最古の鋳造貨幣であります富本銭でありますとか金銀等の金属製品などが多数発見されておる、そういう遺跡でございます。
○辻(第)委員 昨年大きな問題になりました飛鳥池遺跡における富本銭、またいろいろな工房というのですか、そういうような遺跡は、そこに奈良県が万葉ミュージアムの建設に関連した発掘で発見されたということでございます。 このとき文化財の関係者は、ミュージアムの建設を中止して飛鳥池遺跡の全面保存を求めましたが、奈良県は、設計と工法の一部見直しのみで建設工事を始めたということでございます。
それともう一つ、最近でもキトラ古墳の問題や、あるいは庭園遺跡の問題や、あるいは昨年の富本銭が出たすばらしい工房の跡というのですか、飛鳥池遺跡、そして今度のカメ形の石造物を中心とした石敷きの遺構、こういうものが次々に発見されているわけです。
また、先日発掘された富本銭など、これまでの歴史の教科書が書きかえられるようなものが発見された場合、それを中心とした地域づくりが推進されることも多いでしょう。二十一世紀を目の前にしているからこそ自分の住む地域に脈々と伝承される文化を振り返り、また新たに発掘される地域文化財に着目した文化財等を活用した町づくりをしていくことも重要ではないでしょうか。
〔委員長退席、井奥委員長代理着席〕 先日、奈良県で富本銭というのが出土されまして大変話題を呼びましたが、和同開珎より古い貨幣だということで、日本の最初の貨幣じゃないかということで大変話題になりましたけれども、貨幣を鋳造するということは、やはり、いにしえより国の営みそのものである。