○諫山博君 そうなりますと、この畑地は富有ガキの栽培が中心ですけれども、新たにこの施設を利用すれば畑地で約五万円、開墾農地で約八万六千円から八千円ぐらい新たな負担を強いられることになります。農水省の資料ではカキを栽培する場合の十アール当たりの所得は約十六万円となっております。
私は、時間がありませんので、八〇年代の農政について、総論は別にいたしまして、牛乳の国庫補助の問題、それから、あと富有ガキ等の被害とその救済について御質問をしたいと思います。 いま冒頭に申し上げたような点で、文部省お越しですか。——まず文部省にお聞きしたいのは、この国庫補助による学校給食の中での牛乳の取り入れ、これがどのような成果をいままで上げてきたのか。
カキの王様富有ガキあるいは平タネガキ、すでに出荷も盛んになされておるわけでありますが、ことしの異常気象あるいは冷害、その他台風でカキそのものが大変な被害を受けておるわけであります。まず被害面積、あるいは三〇%以上の被害がどのくらいあるのか、それから被害量、被害の見込み金額、こういうものがわかりましたら、ひとつ簡単に数字だけお答えいただきたいと思います。
農林省も御存じだと思いますが、この地区は富有ガキの全国でも有数の産地でございます。ところが、四月十八日の早朝に霜のためにカキの芽が落ちてしまって、総額三億五千万円に上る被害を受けたと、こう聞いております。この地区は、国が二百二十四億円を投じて昭和四十八年から六十年度までに農地開発と農業用の用排水工事を行って新しいカキの木を植えつけております。
富有ガキは、これも兄のところで発見したものなのです。兄がどこから持ってきたか知りませんけれども糖度、富有というと最高は一八%ぐらいです。これは環境の悪いところになって、半日しか日が当たらないところでも二〇%を超すのがあります。それで、もっと着色は赤うございます。着色はいいです。ですから、もし店に並んだら、きれいな赤いのと余り色のついてないのと商品価値がずっと違うと思います。
それと同時に、カキについても、いろいろ味が違いますので一概には言えませんが、富有ガキが本当に、最高ではないけれども、カキの中では王者だとわれわれは思っておりましたが、もっともっとおいしいのがあるとおっしゃいまして、ああそうかと思いました。 さらに、ビワもおいしいのがあると言われました。九州には茂木ビワがあります。
和歌山県にとって果樹が最も重要な産業でありますが、成熟を目前にした富有ガキを初め、温州ミカン、夏ミカン、三宝等の柑橘類と特産の梅等、全果樹に甚大な被害をもたらしました。
農林関係の被害総額は百二十四億五千二百十九万三千円と見込まれ、うち農業関係は七十九億四千七百六十三万円で、その内訳は、水陸稲、雑穀、果物等の農作物被害は六十億九千九百八十九万円、次いで、農地、農業用施設十億四千二百二十五万二千円、蚕糸関係四億三千七百万円、畜産関係三億五千五百二十九万八千円、農協関係一千三百万円となっており、果樹の被害としては、本県はカキの主産地であり、美濃富有ガキの被害が大きく、また
県の報告では梅の関係で二億四千万円、それから富有ガキ等のカキ、これが約三億五千万円ばかり、それに夏ミカン、ネーブル、ミカン等の柑橘類の被害が一番大きくて四億数千万円、実はこういうような被害が出ておりますので、特に和歌山県については特別な調査をお願いしたいということ。今申しましたように災害補償法の対象外作物である果樹、蔬菜の被害が和歌山県の場合には非常に多いようでございます。