2020-02-25 第201回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
記憶にあると思いますけれども、三十年前、第十八富士山丸事件があって、紅粉船長と栗浦機関長がスパイ容疑で北朝鮮に逮捕されました。およそ七年をかけて何とかそのお二人を日本に帰国させることができました。
記憶にあると思いますけれども、三十年前、第十八富士山丸事件があって、紅粉船長と栗浦機関長がスパイ容疑で北朝鮮に逮捕されました。およそ七年をかけて何とかそのお二人を日本に帰国させることができました。
それは当時、第十八富士山丸の船長、機関士が抑留されていたものでありますから、そのことを主な議題として平壌に行きました。その前日、社会党の土井たか子さんが既に入っておりまして、みんなで一緒になって北朝鮮当局と夜通し折衝、交渉いたしまして、翌日、帰国の飛行機がもうセットされておりましたので、飛行機に乗る直前にその船長と機関士が釈放されまして、それで連れて帰ってきたということがございました。
私は第十八富士山丸の救出に当たった、紅粉船長と栗浦機関長。総理ね、総理ね、すごい交渉をしましたよ。最後に私は連れて帰ってきた、二人を。押したり突いたり。紅粉さんと栗浦さんはこっちに帰ってきてしばらく私に会わなかったが、会ったときに、私が今日生きているのはあなたのおかげですというようなお礼の後に、この国の生活の苦しさというのを訴えていた。明日、自分の命があるかどうか分からぬ。
確かに、今まで例えば第十八富士山丸とか様々な問題が出てくると、それが解決しなけりゃ国交正常化に行かないよと、こういうふうにやってきたと思うんですね。それは私は外交の本道ではないと思いますよ。 同時に、小泉総理が二回にわたって訪朝されたことを私は率直に評価します。
当時、第十八富士山丸が北朝鮮側に拿捕され、紅粉船長と機関長の二人が人質として抑留されておりました。私は、二人の釈放を求める交渉を、池田さんに全面、お任せしたのであります。 交渉は夜を徹して行われ、北朝鮮側は、紅粉船長らをスパイ行為などをした犯人だとし、「犯罪を犯し北朝鮮の法を破った。」「日本側代表団が「謝意文」に明記しなければ、引き渡さない。」と、強い態度で迫ってきました。
ところが、第十八富士山丸とか、最近で言えば拉致問題とか行方不明問題とかいうようなことを含めていろいろ問題があって、今完全に何もない、約束事のない、秩序のない状態になっている。これはひとつ宿題として、大臣おっしゃるように民間しか当面あり得ないわけですから、それをどうしたらいいのかという問題がひとつ宿題だということは意識の中に政府の皆さんも含めてお互いに持っていた方がいいんじゃないかと思います。
社会民主党は、社会党時代から長い間朝鮮民主主義人民共和国、その労働党と交流を続け、日朝漁業協定、第十八富士山丸問題等で、ともすれば対立状態になりがちな日朝関係を平穏に導くよう努力を続けてまいりました。それだけに今回の北朝鮮の行動はまことに遺憾であります。 そこで、まず政府にお尋ねしたいのは、今回の北朝鮮の行動は国際法違反ではないかという点であります。
私は、そのときちょうど北朝鮮との間では第十八富士山丸ですか、あの問題などが横たわっていた時代で、北朝鮮についても同じことが言えるなと感じていたときに、最近ではそれがテーマが変わって拉致事件と日本人妻というふうになってきたけれども、依然として石は石だな、こういう感じがしてならないんです。
また、その関連で第十八富士山丸の話をされましたが、この話は一九九〇年の早い時期で、なかなか長期にわたって問題が解決いたしませんので、外務省として、あれこれ事情通から、どういうルートがあるだろうか、そういったことであちらこちら当たっておった、その中に吉田氏がおったというふうに理解しております。
○山岡委員 外務省としてもそこまで踏み込んで、いろいろこの問題で一緒にやっていますと、そこまで言っているのは大したものですが、ちなみに、もうちょっとつけ加えると、吉田猛氏は第十八富士山丸問題で活躍しておりますし、佐藤三郎氏及び吉田猛氏の両者は北朝鮮への援助米でパイプ役を果たしている。
九五年三月の与党三党訪朝団に、加藤紘一事務所の肩書で随行された新日本産業社長の吉田猛さんと当時の川島アジア局長さん、今総合外交政策局長さんでいらっしゃいますが、川島さんの御答弁の中で、実は吉田さんとは前のアジア局審議官のときに、第十八富士山丸の釈放問題でお手伝いをいただいたというくだりがございました。
九〇年の春のころでございますけれども、今お述べになった富士山丸の問題が大変長引いていて、ありとあらゆる手だてを尽くそうということで、政府としてもいろいろ試みていたのでございますが、当時北朝鮮側と全く接触がつかない状態だったわけでございます。
吉田さんとは、私が前のアジア局の審議官をやっておりましたときに、実は、第十八富士山丸の乗員の釈放につきまして、日朝間で全く接触ができなかったものですから、いろいろとその時期お手伝いをいただいたことはございますけれども、それ以来、時たま情報を聞くことがあったということでございます。
このときに、あのとき長年の懸案であった第十八富士山丸の問題、紅粉船長の釈放とかあるいは日朝政府間の交流のきっかけをつくったということで大変画期的なことだったわけですが、これについての評価、外務大臣、どのようにお考えでしょうか。
朝鮮民主主義人民共和国、北朝鮮との話し合いのときにいわゆる第十八富士山丸の問題があって、この二人を返さなければ話し合わないという、そういう感じを受けました。これは金丸さんという全然別の視点から物を見られる方があらわれてこの石をどけちゃったんですね。それでうまくいきました。いろいろな批判や意見はあったようですけれども、いずれにしても石ほどけられたわけですよ。
また、富士山丸船員引き渡しに対する謝意の問題についてお触れになりましたが、第十八富士山丸問題については、日朝双方の立場がございますが、今般、北朝鮮の立場から見て人道主義的見地に立って大赦令を実施し、結果として二人の帰国が実現する運びとなったことに対し、人間としての自然な謝意を率直に述べられたものと理解をいたしております。
また、第十八富士山丸問題も解決されましたことはまことに慶賀にたえません。関係者の御努力に衷心より敬意を表します。 今後、日朝間の話し合いを進めるに当たりましては、朝鮮の平和統一の達成、アジアの緊張緩和につながるように、そして韓国、米国を初めとする関係諸国と緊密な連携を保持しつつ、慎重に、しかし一歩一歩着実に前進するべく取り組んでいく必要があると思います。
また、懸案となっていた第十八富士山丸の船長と機関長の釈放、帰国が実現したことはまことに喜ばしいものであります。 総理は、今後予定される日朝国交正常化のための政府間交渉についてどのような方針で取り組まれるのか。また、南北統一問題の両国の努力に配慮しつつ、しかも、これまでの日韓友好関係を損なうようなことがあってはなりません。
第十八富士山丸の紅粉さん、栗浦さんのお二人は、実に七年ぶりに釈放され、無事祖国の土を踏むことができました。私は、羽田に到着した機内に迎えに来られた奥さんとお二人の、声も出ない、ただただ涙の御対面を目の当たりにして、よかった、本当によかったと胸の熱くなる思いでした。
北朝鮮との関係については、先般の自民党・社会党代表団の訪朝の結果、昨日、懸案の二人の帰国が実現し、第十八富士山丸問題が解決され、また、日朝間の正常化に向けた当局間対話の道筋がつけられたことを歓迎し、政府としては、朝鮮半島の平和と安定のため、韓国、米国などの関係諸国と連携をとりつつ日朝間の話し合いを進めたいと考えます。
北朝鮮との関係については、先般の自民党・社会党代表団の訪朝の結果、昨日、懸案のお二人の帰国が実現し、第十八富士山丸問題が解決され、また、日朝間の正常化に向けた当局間対話の道筋がつけられたことを歓迎し、政府としては、朝鮮半島の平和と安定のため、韓国、米国などの関係諸国と連携をとりつつ、日朝間の話し合いを進めたいと考えます。
既に第十八富士山丸の乗組員二人が六年間帰ってこないわけですから、非常に面倒なことになるので、私どもとしては鋭意、政府としては日ソ間で話をして、この引き渡しをソ連側に要請するという姿勢で今日までやってきているわけであります。
○海部内閣総理大臣 かねがね社会党の田邊副委員長を団長とする訪朝団のお話のとき、おいでになる前後には私もお目にかかっていろいろお話を承り、日本側としても政府間の接触をしたいという希望をお伝え願うように、あるいは第十八富士山丸の問題についての問題解決に一層御努力を賜り、理解を深めていただくようにお願い等をしてきたところであります。