1958-03-19 第28回国会 参議院 大蔵委員会 第16号
○土田國太郎君 それから本年は密造対策費が削減されておりますが、どうも密造対策が、私どもの見るところでは完璧だということは遺憾ながら申し上げかねるのであります。そして、しかもこういう二千億円になんなんとするような大きな税額を取り、一面、かりに百万石の密造としても二百億というような脱税になるわけですから、もう少しどうでしょうか、密造をしっかり一つ取り締るようにお願いしたいのです。
○土田國太郎君 それから本年は密造対策費が削減されておりますが、どうも密造対策が、私どもの見るところでは完璧だということは遺憾ながら申し上げかねるのであります。そして、しかもこういう二千億円になんなんとするような大きな税額を取り、一面、かりに百万石の密造としても二百億というような脱税になるわけですから、もう少しどうでしょうか、密造をしっかり一つ取り締るようにお願いしたいのです。
そうして予算を聞きますと、密造対策費は一億二千万ほどである。そういうものでは第一問題にならぬです。そこで、長官もお話しのように、国税庁の推定で、全国で年間百二十万石の密造がある。これは、国税庁の責任上から非常に控え目に見ておる。私は、少くとも百五十万石あるいは二百万石の密造があると思う。
○奧村委員 それでは来年度の密造対策費を、ただいま国税庁は主計局へ一億八千万円要求しているそうですが、これをどうですか、五億くらいに増額して要求しませんか。
さらに今日国税庁が密造対策費を各国税局に配賦いたします。そういたしますると、国税局はさらに各税務署にある程度の金を配賦する、こういう現在の実情であります。
こういうことでありますので、人件費は別といたしましても、罰金と密造対策費を考えますると、国家は相当利潤を得ておる、こういうことにも相なつておるようであります。そこで二十七年度におきましては一億六千万円、約倍額の予算を組んでいただいたので、まことにけつこうでありますが、しかし実は先般宮崎県の宮崎税務署から、税務署の白書が公表されました。
同時にまたこの密造対策費もふやしてもらいたいと思いますが、これに対しまして答弁をいただきたいと思います。
のみならず、どうも密造対策費というものは、税務署で聞きますと、用途が款項目流用ができるというところから、密造対策以外にでも使われているようなことを聞くのであります。
○平田政府委員 密造の取締りの必要がありますことは、お話の通りでございまして、密造対策費もたしか今年は一億二、三千万円に増額いたしまして、十分対処いたしたいと考えておるのでございます。ただ特配につきましても、主として農村方面に特配をするという考えでおります。一般の官庁は特配をやめております。
次は熊本の国税局に参りました際、国税局長勧の係官から聞いたことでありまするが、南九州におきましては相当密酒、いわゆる密造酒がある、こういうことを聞きまして、その対策には、昨年よりは本年は幾らか密造対策費が増されたと言つておりますが、なお足りぬということを聞いたのでありますが、はたして政府はこれに対しまして対策を持つておるかどうか。
○奧村委員 今年度の密造対策費は、約三千万円ばかりであります。来年度八千万円というのは、来年度の予算に八千万円を計上するという意味でありましてそれは来年の四月一日から使用できる、こういう意味であろうと思います。もしそうであるとせば、十二月一日この酒価引下げと同時に徹底して行われる密造対策に対してその金をどこから出すか。補正予算におきまして組まれておるかどうか。
そこで宮崎県の大島部落一部落の密造対策費だけでも実は五百万円、こういうことに相なりますので、現在の三千万円ぐらいの密造対策費では、日本全国の密造を取締ることは不可能である、こう申し上げたいのであります。
と申しますのは、国政調査の結果によりましても、たとえば超過勤務手当、あるいは旅費、あるいは税務署などの官舎、あるいは滯納整理費、あるいは密造対策費、こういうものがかなり不足しておるというふうに感じておる。
政府みずからは千三十億をとろうという予想を立てておきながら、一体これに対する対策費というものは、聞くところでは三千数百万円であるとか聞くのですが、これは次の国会その他予算の補正のときに、大幅に密造対策費を増額する意思が政府においてあるように希望したい。