2009-06-09 第171回国会 参議院 農林水産委員会 第13号
問題なのは、当時の戦後におけます少数のいわゆる基本的な、まあ封建的と言われておりますか、あるいは寄生地主制度と言われておりますけれども、そういう社会構造下におけます地主対小作、零細小作農との関係、これをどのように農村民主化を行うかというのが農地改革でございます。
問題なのは、当時の戦後におけます少数のいわゆる基本的な、まあ封建的と言われておりますか、あるいは寄生地主制度と言われておりますけれども、そういう社会構造下におけます地主対小作、零細小作農との関係、これをどのように農村民主化を行うかというのが農地改革でございます。
それは、戦前、自作農民わずかに三割、自小作、小作農民七割という日本の吸血的な寄生地主制度によって高率小作料にさいなまれた農民が、農地は働く農民が所有すべきであるとしまして、寄生地主打倒のために展開してきた流血の闘争が実を結びまして、戦後農地解放が実現をし、地主制度が基本的には崩壊をし、自作農制度を中核とする農地制度が確立をされまして、農民の長年にわたる念願が達成された喜び、その喜びが増産意欲のあらわれとなり
○斎藤(実)委員 これはいままでいろいろ論議されてきた問題でありますが、寄生地主制の復活の可能性がある、こういう議論もずいぶんあるわけですが、われわれはこの改正案では、賃借権、小作料、小作地の所有の制限等の農地制度の根幹、これを農地流動化の視点から緩和しようとしているわけでありますが、政府は、寄生地主制度の復活については、その心配がないのかどうか、われわれはもう一ぺんこの点を尋ねたいと思います。