1974-03-28 第72回国会 参議院 大蔵委員会 第14号
だから、こういう面のやっぱり総点検も必要ではないだろうかというふうに考えるんですけれども、この寄付金行為については局長、どうお考えでしょうか。
だから、こういう面のやっぱり総点検も必要ではないだろうかというふうに考えるんですけれども、この寄付金行為については局長、どうお考えでしょうか。
○深谷委員 寄付金でも、その大学の経営にかかわる、協力を仰ぐという点では必ずしも全部いけないというべきではないと思うのですけれども、従来からの、あるいはいまもやろうとしている大学の寄付金行為は、しばしば入学のための一つの前提条件のような形になっているのですね。たとえばある大学などは、銀行なら銀行に寄付金を先に振り込むことがもう大前提で、それができない者は入れないということです。
ですから、この二百三十二条の二につきましては、少なくとも、今後におきましては、極力、営利会社に対してはそういう寄付金行為というものはなるべくないほうがこれはいいのだ。
これは何も自発的あるいは自主的な意味での寄付金じゃなくして、むしろ医学部に入学をする条件とか、ある意味では半ば強制的な立場での寄付金行為と受けとめられると思うのですね。そういう弊害をなくするようにいま御検討なさっているというようなことですが、この状態というのは、このような入試のあり方というのは、教育上から考えてもやはり大きな社会問題だと思うのです。