1988-12-15 第113回国会 参議院 文教委員会 第11号
少なくとも日本へ来られて鍼灸、マッサージという職場、その職を得ることによって自立できるという道が我が国にあったかということで、一つはそういう点でお役に立っておるのは結構なことだと思うんですが、それだけにここでもやはり宿舎難ですとか教材難ですとかということを訴えておられるわけであります。
少なくとも日本へ来られて鍼灸、マッサージという職場、その職を得ることによって自立できるという道が我が国にあったかということで、一つはそういう点でお役に立っておるのは結構なことだと思うんですが、それだけにここでもやはり宿舎難ですとか教材難ですとかということを訴えておられるわけであります。
これは結局宿舎難をもうすでに非常におそれているわけです。たとえば東京のほうの公立中学校修学旅行運営委員会が四十五年の修学旅行予定を調べてみたところ、ほとんどの学校が関西方面に旅行するのに、万国博を見学するというのは関西行きのたった四割だという記事が出ております。もうすでにいまから宿泊難ということでおそれをなしている。こういうふうな問題について、万博協会としてはどうお考えになるか。
むしろ住宅難とか宿舎難であるから、なぜ、当初の四階建が建たないで、三階建になったのがいけないじゃないか、こういうように責めるのはいいんですが、あらゆる地質を調べて、そうして――まあその点も調査が足りなかったのかもしれません。
学生会館の概要といたしましては、学生の宿舎難を緩和するために設置したものでありまして、現在設けられておりますものは、東京学生会館が昭和二十一年、金沢学生会館が昭和二十二年、京都学生会館が三十三年、名古屋学生会館が二十四年の四館があるのであります。 次に学生会館の経営内容を見まするのに、この会館の管理経営は、財団法人の学徒援護会が行つて、おるのであります。
更に最近新生日本復興期待の聲高きに拘わらず、現實において食糧難、通學難、宿舎難等の惡條件は、熱心なる青年學徒の好學心を阻み、父兄の經濟的負擔を重からしめ、ために幾多優秀な學徒にして、その學業を中途にして廃止せざるを得ない程度の窮迫にまで追い込まれる者少なしとせず、誠に憂慮すべき事態が發生しておる。