1993-03-25 第126回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
私ども、両国の家畜専門家間で家畜衛生上の意見交換を行う、昨年の十二月には当方の専門家を派遣して相手国の家畜衛生事情調査を行っております。
私ども、両国の家畜専門家間で家畜衛生上の意見交換を行う、昨年の十二月には当方の専門家を派遣して相手国の家畜衛生事情調査を行っております。
また、そういう調査に基づいて、わが国の家畜衛生専門家による総合的な検討を行ったのでございますが、概して言えますことは、中国における家畜衛生事情、これは確かに好転いたしておるようでございます。一般的な好転しているということは認められるのでございますが、まだ不明な点がたくさんございます。それらの点につきまして中国側に照会をしている、そういう段階にあるわけでございます。
また四十七年八月には煮沸加工肉の輸入につきましてもその輸入の道を開きまして、当方の防疫体制の中で対応するというような仕組みになっておりますけれども、残念ながら中国からは、その家畜衛生事情に関する情報提供というものは大変欠けておりまして、国交回復以来、「家畜伝染病発生月報」がたった一回当方に送られてきたというようなことでございます。
そういった方々も含めましていろいろ討議した結果出た結論は、レポートが報告しておりますように、中国の家畜衛生事情というものは非常に見るべき改善のあとはある、それは評価に値する、しかし、いろいろ検討した結果、まだ不明な点が残っているので、中国食肉の解禁の問題はこの不明の点を明らかにした上で解決した方が適当であろう、こういった御意見が出たわけであります。
この意味では、わが国の家畜衛生事情は相当大幅に改善されてきておると言っていいのではないかというふうに思うわけであります。
従来は国交未回復でありましたわけでございますが、その間に三回ほど民間の調査団が派遣されまして、中国におきまする家畜衛生事情の調査に当たってきたわけでございます。その調査結果によりますと、非常に改善をされたというようなことでございますが、なお実は技術的に不明な点が数点残されておるということでございまして、その点の解明が一つの問題であるというようになっておったわけであります。
而してその間、新憲法の下、獣医、畜産及び公衆衛生その他各般の事項に亘つて行政上諸種の変革が行われ、且つ又畜産事情、特に家畜衛生事情の変化及び獣医学術の進歩に伴い、現状に即応して家畜防疫の徹底を期するため、現行法の全面的改正を行わんとするのが本法律案提案の趣旨であります。 而して改正の要点はおおむね次のようであります。
御承知のごとく現行家畜伝染病予防法は、大正十一年に制定され、累次の改正を経、特に昭和二十三年には、家畜衛生事情の激変に伴い、相当大きな部分改正が行われ現在に至つているのでありますが、新憲法制定に伴う一般行政法規並びに獣医畜産及び公衆衛生関係法規の制定、戦後における畜産事情、なかんずく家畜衛生事情の著大な変化、最近における獣医学術の飛躍的な進歩及び行政機構の強化並びに戦後における法制及び行政運営民主化