1982-03-25 第96回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第9号
もう一つは、先ほどの佐賀県の知事さんのお話であったと思いますが、生ボタを使用した家屋鉱害復旧では、これはせっかく復旧をいたしましても、物理的、化学的な変化で亀裂、腐食、悪臭が発生しておって、これを居住者に責任を負わせるというのは法律上の法学者としてのお立場からどういうものであるか。
もう一つは、先ほどの佐賀県の知事さんのお話であったと思いますが、生ボタを使用した家屋鉱害復旧では、これはせっかく復旧をいたしましても、物理的、化学的な変化で亀裂、腐食、悪臭が発生しておって、これを居住者に責任を負わせるというのは法律上の法学者としてのお立場からどういうものであるか。
御指摘のように、家屋の被害が、農地に次いで鉱害の中ではきわめて大きいウエートを持っておるわけでございますが、何ぶんにも日常の生活に供するものでございますし、その復旧は、きわめて緊急かつ重要なことだということを十分認識しておるわけでございます、かような観点から、従前より家屋復旧予算につきましては、家屋鉱害の全鉱害量に占める割合に見合うものを計上して、その復旧に努力してまいりました。
それから、鉱害のうちの家屋鉱害と農地鉱害の中で、家屋鉱害に対する予算が少ないのではないか、もっと促進すべきではないかという点でございますが、実は昭和四十二年度に全国の鉱害量調査というものを実施したわけでございます。