1952-05-08 第13回国会 衆議院 本会議 第39号
すでに全国民が体験しております通り、肥料、飼料が自由になつたけれども、結果は不当な値段の暴騰によつて農民は泣き、大肥料メーカーや飼料業者に莫大な利益を独占せしめる結果を招来し、現に政府與党のうちにおいてさえ何らかの需給調整対策の必要が認められておるということは、政府の市場統制力の無力を実証して余りあるのみならず、自由経済の矛盾とその害惡を最も端的に表明したものと断ぜざるを得ないのであります。
すでに全国民が体験しております通り、肥料、飼料が自由になつたけれども、結果は不当な値段の暴騰によつて農民は泣き、大肥料メーカーや飼料業者に莫大な利益を独占せしめる結果を招来し、現に政府與党のうちにおいてさえ何らかの需給調整対策の必要が認められておるということは、政府の市場統制力の無力を実証して余りあるのみならず、自由経済の矛盾とその害惡を最も端的に表明したものと断ぜざるを得ないのであります。
○山本米治君 この外資導入というのは最近の大きなテーマになつているわけですね、日本も特にアメリカから外資を期待していると思うのですが、こちらにおいていろいろな外事を吸引し、かたがた日本経済に害惡にならないような方法でやろうという態勢を整えるのは結構ですが、結局アメリカのほうで外資を、今度向うから言えば押し出すほうの政策を相当やらないと、アメリカの世界政策として世界経済が行詰るような気がしているのですが
そういう途を開けておくという意味で、この條項を以ちまして退去をさせることができるというふうになつておるのでありまして、運用につきましては、單なる貧困者であるから帰すということでなしに、積極的に害惡を流す、そういう人である場合に限つて帰す、退去をして行くという運用をいたしたいと思つておる次第でございます。
のために支出を願いたいということのお願いをしているようでありますが、これは現在におきまして年間五億円の巨額に上る金でありまするが、頂ければこれに越したことはありませんが、ただ我我が考えまするのに、競輪と申しまするものは、現在では先ほどまで申しましたように、やや安定の感がありますが、一年半前のことを考えて見ますると、非常な社会的に憎まれた憎まれつ子でございまして、今まで社会の大衆は競輪の効果よりも、その害惡
麻薬の害惡と同時に、麻薬を買うための金を得んがために相当惡いことをする、そういう害毒が非常に大きくなりつつあります。これは将来はもつと惡くなるのじやないかと思います。それで違反の内容その他も相当惡質になつて参りました。
、会社の潰れることを防ごう、成るべく生かしてやろうというところが狙いでありまして、およそ企業と言います以上は、仮にそれが小さな企業でありましても、会社が潰れるということは極く卑近に考えて見ましても、或いは従業員がその職を失う、或いは又下請業者が得意先を失うという不利益を周囲に與えるということは言うまでもないことでございますが、延いてこれが経済社会の正常な運行というところから見ましても、これに及ぼす害惡
例えばまあ非常に惡質な場合を考えて見ますと、余り事情を知らない債権者とか、或いは株主のところへ行つて、言葉巧みに非常に安く債権なり、株主権を買取つて、そうして相当の票と申しますか、権利を集めて、この議決権の行使についてのキャステング・ボートを握る、そうして会社の更生の有無は、更生の整理はむしろ度外視して、自分の利益のためにこれをどちらかに高価にふつかけて売り付けるというふうなことが非常に害惡を及ぼす
その結果英国がこうむるところのさまざまの害惡というものに対しては嚴重に警戒しなければならないと考えられておる。日本の場合にもやはり同様でありまして、今マンチエスター・ガーデイアンが指摘しておるようなことは、恐らくは客観的にいろいろな点からそう判断されることが正しいというふうに見られるのじやないかと思うのであります。そういう意味では非常に重大な問題であります。
そのために非常に官公吏も能率が上らないで害惡を流し、非常にその何ですね、いやな空気を官吏、公吏の間に漂わせるのみならず、それが延いて民間の仕事の邪魔をする。
最近頽廃的な映画の輸入やこれに刺戟されたエログロ映画、演劇の氾濫と相まつて、これが国民の健全な文化生活に與える恐るべき悪影響は、單に犯罪を助長し、家庭生活を破壊するにとどまらず、民主独立の日本の将来に重大な害惡となるであろうことは火を見るよりも明らかであり、今日すでに見られる植民地的な様相の大きな原因の一つとなつております。
こういうことは枚挙にいとまがない、こういつた害惡の面を社会党とされましてもどう考えられるか、まずこういう法律は廃止されるという腹をきめてから善後措置というものはおのずから出て来るのであつて、その点でただいまの御質問は、ただその善後措置をどうするかということで反対されるということは、私もはなはだふに落ちない。
この害惡は実に想像に余るものがあるのであります。ドイツのごとき、同じく占領下にありながら、一切の自衛と、一切の防衛の態勢の確立に先だつて、この戰争被害者のために三千億円の予算を支出し、これが物質的、精神的救済に万遺憾なからしめておるのであります。しかるに、現吉田内閣が今日なおこれをなし得ないことは、これすなわちこれを行う勇気と実行力のない何よりの証拠であるといわなければならぬのであります。
○中曽根委員 人格の自由を守るという意思や、協同体の自由を守ろう、こういう意思の方が、場合によつては戰争の害惡よりも価値がある、こういうふうに解釈してさしつかえないわけでありますか。
また物品税等も非常な重税でありますからして、これはある程度下げるということ、また酒等もこれは贅沢品だから上げてもいい、下げる必要がないじやないかという議論もありますが、今日では限度に達しているために、いろいろ派生的な害惡が起つておる。
○公述人(下村雄君) 私は酒を一種の害惡なり、こういう前提の下に考えられることは非常に不賛成です。というのは酒を飲んだ、その瞬間においてはこれは確かに酩酊します。併し酒はそう飲んだからといつてしよつちゆう間違えるものではない。酒を飲ませれば、生理的に見ましても、素質も下ります。要するに血管において。
この不正競争の関係者並びに一般需要者に及ぼす害惡が、單に国内問題にとどまつている場合は、しばらくおくといたしまして、民間輸出貿易が許可せられました今日、国際市場におきましてわが国の信用を失墜するということがありましては、まことに寒心の至りにたえない次第であります。
そういう傾向が非常に戰後強くなつております、ということは誠に遺憾に存ずる次第でありまして、我々社会局といたしましては、何と申しましても生活の安定が必要でありまして、すべていろいろな社会の害惡というものが生活の安定を欠く因であると考えております。で生活安定に対する施策を十分措置するように努力いたしまして、そういうことの未然に起らないように防止をいたしたいと考えております。
新聞の伝えるところによりますと、某議員等がソ連大使館に陳情に行かれたように承つておりますが、これは何ら政府自体の責任に属するものでなくして、またそれらの人々が治安を乱し非常な害惡を流すというような、法に反するようなことをやりました場合においては、それぞれ適当な処置をいたしまするが、ただいまのところ新聞関係の情報であつて、それがはたして法によつて取締るべきであるか、むしろそれらの議員各位の自粛をお願いする
その総合的な害惡よりも、やるからといつてつくつてしまつたが金が來ない。この結果の害惡の方がはるかに國民精神に及ぼすものは大きいことを私は確かに知つております。かような点で、すでに工事を完了したもの等に対しまして、絶対に冷酷な取扱いをしないという立場から、これは両々相まつて將來の御研究を願いたい、こういうことを切に希望をいたします。
こういう点は完全に意味がないどころか、これは害惡なのであります。その他もつと例えば中央氣象台の問題は、これは定員法のあれと関連いたしまして非常に大きな問題になつております。中央氣象台特に海運或いは漁業又農業そういう関係の氣象関係は今非常な阻害を受けようとしているのであります。そういうことも又明らかにこの中央氣象台という第三十條において法制化されておるのであります。
こういう人事官は、國家公務員の労働條件に対する害惡を強制する以外の何ものでもないということを、われわれは指摘せざるを得ない。それならば、人事院は解消すべきだ。少くとも國家公務員法に基く人事院の構成は、そういうばかげた仕組みになつてはおらない。よく読んで見るならば、理屈も立つておる。不十分なものもあるけれども、そういうことをやれとは法律に規定していない。
申すまでもなく、牛疫は牛に発生いたしまする傳染病中最もその害惡の猛烈なものでありまして、明治四年にこの問題が発生いたしまして以來、シベリヤとか満洲地方に多くの病源発生地帶を有しまする我が國といたしましては、多年、年々にそうした問題が起つて参りまして、太政官布告の発せられました明治四年の二ケ年後におきましても、直ちに朝鮮からの牛疫の侵入によりまして発生いたし、三、四万頭もそのために斃死したときもあつたように