2002-07-23 第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第4号
その後この書類を隠ぺいあるいは破棄されたということまで疑わなければいけないような報告書になっているんですが、私は、ここの下段に書いてある、「松尾元室長在任中の官房総務課長から聴取したところ、宿泊費差額に係る業務を支援室が行うようになったことを認識しておらず、決裁も下していない」と。これはあり得ないですよ。これでは組織ではない。
その後この書類を隠ぺいあるいは破棄されたということまで疑わなければいけないような報告書になっているんですが、私は、ここの下段に書いてある、「松尾元室長在任中の官房総務課長から聴取したところ、宿泊費差額に係る業務を支援室が行うようになったことを認識しておらず、決裁も下していない」と。これはあり得ないですよ。これでは組織ではない。
「松尾元室長在任中」、今の「松尾元室長が支援室長に就任して以降、従来主管課が行っていた宿泊費差額に係る業務は支援室が行うようになった。この変更が生じた正確な時期は不明であるが、松尾元室長の就任後、かなり早い時期であったと認められる。」つまり、別の課が行っていた、今お話しになった宿泊費の差額にかかわる業務をここに移すためには、何かの決裁が要るはずなんですよ。組織上の決定があるはずなんです。
そして、松尾元室長在任中の残る二十七回の総理外国訪問につきましても、これはまだ確認されておりません。実は、相当な時間の経過もありまして損害額の把握が困難な面もありますけれども、かねてより外務省等に協力をお願いして、松尾元室長が実際にホテルに支払った宿泊費の把握に努めておるところでございまして、引き続き、可能な限り損害額の把握に努めてまいりたいと考えているところでございます。
まず一点目でありますが、松尾室長は、要人外国訪問支援室長在任中の平成五年から十一年にかけて、公金横領の事実が発覚するのを恐れて、会計事務に詳しいベテラン職員を二年程度の期間で交代させていたという報道があります。
松尾元室長在任中は、四十六回の総理外遊があって、そのうち四十五回に松尾氏は同行したと言われていますが、その都度、見積書が提出されて報償費が支払われ精算されていたはずですけれども、内閣官房ではこの中身をだれがチェックをしていたのですか、それとも一切チェックしていなかったのですか。
でありますから、私は直ちに会計検査院に、松尾室長在任期間中の報償費の支出決議書、それは会計検査院にあるわけでありますから、それを内閣官房に戻していただくように請求をしていただきたい。そしてその上で、私、三月十六日付の予算委員会でそれを国会に提出するように、予算委員会に提出をしていただきたい、こういうふうな要求をいたしております。
そういうことで、前回に引き続き、また補足ということにもなりますけれども、会計検査院の方がきょうは来ていただいておりますので質問をさせていただきたいんですが、松尾前室長在任期間中の内閣官房と外務省の報償費、それに関する支出決議書ですね、その支出決議書は現在会計検査院に保管をされている、過去五年分については保管をされていると、こういうふうな答弁を得ております。
○国務大臣(河野洋平君) 松尾元室長がその室長在任中の、何といいますか、上司といいますか、組織上の上司でございますが、官房長及び官房総務課長、こういった人たち多数の人間からその間の事情を私ども聞いておりまして、いずれもがそうした事実、つまり松尾一人がそうしたことをやっていたということ、そうしたことを承知できずに来ていたということでございまして、私は、そうした上司がそうしたことがわからなかったということから
○国務大臣(河野洋平君) 松尾元室長が室長在任中にクレジットカードが使われ始めたと。しかし、そのクレジットカードの使用についても、それを上司に了解を求めるとか、あるいはこういう支払い方法をやるからというようなことを上司に対して了承をとるというようなことはなかったと。そういう決裁をした上司はおりませんで、そうしたことはなかったというふうに私ども承知をしております。
この帳票が、債主が内閣官房長官となっていて、そしてそれを外務省が決裁をしているという、こういう帳票が会計検査院にあるらしいという事実が今明らかになりましたので、私は委員長に、松尾室長在任中の外務省報償費の支出決議書、会計検査院が保管しているものすべての提出を予算委員会に求めたいと思います。
松尾元外務省要人外国訪問支援室長に、彼が室長在任中に支払われた内閣報償費の総額は幾らで、それはまた何のための支払いだったのか、改めてちょっと確認しておきたいと思います。
○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘のとおり、今回の問題は、ただ一度の不祥事ではなくて、それが数年にわたって、松尾元室長在任中およそ六年間にわたって問題が続いていたというところに私どもとしては大変大きなショックを受けると同時にまことに申しわけないと思っているわけでございます。
また、松尾元室長の室長在任中の総理の外国訪問に関する文書につきましては、松尾事件にかかわる調査開始以降、文書整理の作業を停止して、全容解明のため捜査当局に積極的に協力しておりまして、外務省が組織ぐるみで証拠隠しをしているということは全くございません。
なお、松尾元室長在任中の総理外国訪問関連文書につきましては、現在、本省在外より本省の大臣官房に集中し管理することとしておりまして、その中には平成六年以前の文書も当然含まれております。 いずれにいたしましても、外務省としましては全容解明のために捜査当局の御捜査に積極的に協力しておりまして、この点について特段の問題は生じていないものと承知しております。
この九千三百万円という数字には、松尾元室長在任中の四十六回の総理外国訪問のうち、最初の十一回の訪問の際の宿泊費規定額は算入されていないこと、それから人数でございますが、申し上げました九千三百万円に当たります総理外国訪問の外務省同行者につきましては、延べで千六百三十三人でございます。
この分につきましては、松尾元室長在任中の期間のうちの平成七年度以降における内閣官房職員の宿泊料規定額ということになっておりますけれども、この官房職員数は延べ四百五十八人でございます。
○平沼国務大臣 宿泊費の差額の支給が行われたかどうかのお尋ねでございますけれども、保存されている会計書類を調査いたしましたところ、松尾元室長在任中の総理の外国出張の際には、そのような事実はございません。
○中沢委員 そうしますと、今まで予算委員会あるいは関係の委員会でも随分議論していますから多くは申し上げませんが、外遊の費用でいいますと、平成五年から十一年、つまり松尾室長在任時代、総額にして約九億六千万、回数にして四十六回、単純に計算すると一年間約一億五千万、一回当たり二千万、こういうことになりますが、これは客観的な事実ですから、そうだということだと思いますが、どうでしょう。
松尾元室長在任期間中の内閣官房職員の規定分の宿泊費は、平成七年度から十一年度分で約二千八百万円であります。宿泊費差額は内閣官房の報償費から支出されており、松尾元室長に渡した額は約九億六千五百万円であります。 以上、以前にもそのように答弁いたしております。
○飯村政府参考人 松尾元室長の所属しておりました要人訪問支援室の直接の上司は総務課長でございますけれども、松尾元室長在任中の総務課長全員には聞いております。そこで明らかになっておりますことは、既に調査報告書で出ておりますように、チェック体制の不備ということだと思います。
松尾元室長在任時の最後の三回の総理訪問の際の外務省職員の宿舎費支払いの件でございますけれども、平成十一年四月から五月の米国訪問時は一括払いということでございます。それから、六月のケルン・サミット時は個別の支払いを行っております。それから、七月の中国、モンゴル訪問時は一括支払いでございました。
松尾室長から提出がございました第一勧業銀行の口座でございますけれども、ここにおきましては、室長在任中に五・六億円の公金の入金があったということでございますけれども、私金と公金が非常に混在しておりまして、公金を流用したということが、非常に把握が難しい状況でございました。
まず、官房長官にお伺いしたいんですが、さきに、松尾室長在任中に、四十六回首相外遊の際、九億六千五百万円が、官房報償費が手渡されたというふうに御答弁されております。そのとき一緒に渡した正規の官房職員等の旅費があったと思います。これはどれぐらいのものであって、だれにお渡しになったのか、この点をお伺いしておきたいと思います。