2007-04-13 第166回国会 衆議院 外務委員会 第7号
その結果、当初の実験目標が達成できるのか。もともと考えていたモデルの、実験目標そのものを小さくしなければいけないということが現実には出てきております。
その結果、当初の実験目標が達成できるのか。もともと考えていたモデルの、実験目標そのものを小さくしなければいけないということが現実には出てきております。
しかし、建設費をITERについては五〇%削減しようということでコンパクトITERにしたために、今度は当初実験目標が後退して、実用化への道からはさらに遠くなってきているという問題があります。 より根本的な問題として、炉材料の問題というのが、非常に行き詰まっている深刻な問題です。
実は、プラズマ主半径を小さくすると実験目標が達成できるのかどうかという問題が出てきます。それから、出力当たりのコストが高くなってきますから、出力当たりのコストが高くなれば、将来的な実用炉の道からだんだん離れることになるんですね。
プラズマ主半径八・一メーターのITERを六・二メートルのコンパクトITERに安上がりにしても、実はそれをやると当初の実験目標が達成できなくて、次の原型炉につながるものにはなっていかない。もしなっていかなかったら、これは意味がないわけです。また、ITERの次の原型炉、さらには実証炉へとつながっていくものでないと、核融合が五十年先とかあるいは百年先とかいろいろ言っても意味がないわけです。
○山野政府委員 西欧で現在運航しております原子力船としましては、アメリカのサバンナ号は、同じく実験目標を達成いたしまして現在係留中でございますので、ソ連のレーニン号とアルクチカ号、この二隻がございます。これ以外にさらに第三隻目の建造に着工したというふうに私どもは承知しております。