2021-06-08 第204回国会 参議院 経済産業委員会 第9号
中国、欧州では実験炉もできているようですし、特に中国がもう国家プロジェクトとして製鉄業の強化に乗り出してきています。 その鉄の生産量の半分以上は中国であります。これは二〇二〇年の粗鋼生産ですけれども、世界全体で十八億六千四百万トン、そのうち中国が十億五千三百万トンですから、全体の五六%を占めます。
中国、欧州では実験炉もできているようですし、特に中国がもう国家プロジェクトとして製鉄業の強化に乗り出してきています。 その鉄の生産量の半分以上は中国であります。これは二〇二〇年の粗鋼生産ですけれども、世界全体で十八億六千四百万トン、そのうち中国が十億五千三百万トンですから、全体の五六%を占めます。
○塩川委員 五月二十一日の答弁で、原子力関係施設については、電力供給への影響、原子力施設の災害防止、核燃料物質等の保護の観点から、必要な施設の周辺を区域指定することを検討とあるんですけれども、研究炉や実験炉であっても、核燃料物質の保護の観点で考えたら、入るんじゃないですか。
また、高速実験炉「常陽」においても、今申し上げました中性子放射化法によるモリブデン99の製造は可能であるというふうに考えておりまして、原子力機構の保有する試験研究炉を活用した医療用RI製造など医療分野への貢献に向け、文部科学省としては、今御指摘いただきました医療系企業との連携も含めて、必要とされる研究開発など原子力機構の取組をしっかりと推進、支援をしてまいりたいというふうに考えております。
○国務大臣(萩生田光一君) 原子力機構が保有する高速実験炉「常陽」は、高速中性子の照射能力を有することから、アクチニウム225の製造への活用が期待され、関係学会からもその旨の要望がなされているものと承知しております。
今、国内に現存する研究用の原子炉、これはJAEAが保有する、今おっしゃっていただいたJRR3、ジャパン・リサーチ・リアクター3や大洗にある高速実験炉「常陽」を活用することで、最も効果的で大量に安価にRIの製造が可能であると私は考えております。 こうした背景を踏まえまして、研究用、ある意味製造用でもありますけれども、原子炉として、RIを製造する実用化に当たって技術的課題は存在しているのでしょうか。
まず、ITER計画でございますが、ITER計画は、核融合実験炉の建設と運転を通じて、核融合エネルギーの科学的、技術的実現性の確立を目指すプロジェクトでございまして、世界七極の国際協力により、二〇〇七年から計画が進められているところであります。
その前には、ことしの一月には、世界的な七つの国というか地域で今実験炉をつくろうとしていますITER計画、日本がその中の主要部品を輸出したんですけれども、その初輸出にも立ち会わせてもらいました。さっき言った問題意識があるからです。 視察して私が思ったのは、まだ夢の技術だとか言っていた過去の話ではなくて、もう夢じゃなくて、これは実現し得る、実用化し得るという確信を持ってきたんですね。
我が国では、原子力機構において、高温ガス炉の実験炉であります高温工学試験研究炉、HTTRを活用した研究開発等を通じて、高温ガス炉の安全性や水素製造などの多様な熱利用に関する世界有数の知見を獲得してきたというところでございます。
我が国では、御指摘のとおり、日本原子力研究開発機構において研究開発を進めてきておりまして、一九九八年に運転を開始した実験炉であります高温工学試験研究炉、HTTRを活用した研究開発を通じて、高温ガス炉の安全性や水素製造などの多様な熱利用に関する知見を獲得してまいりました。また、近年ではポーランド等との国際協力を積極的に推進しております。
また、今世界でも次世代炉の開発ですとか実用化に向けた動きというのがあるかと思うんですけれども、そういったものを紹介していただいた上で、日本もここを目指して、「常陽」以来、実験炉を造ったり原型炉を造ったりしながら様々な技術は培ってきたんじゃないかというふうに思っているんですが、現時点で、この世界的な開発競争の中、日本の今技術力ってどの辺りにあると言えるのか、それぞれにちょっとお答えをいただけたらと思います
また、米国は、これまで複数の実験炉の運転経験を有しておりまして、二〇二六年以降の建設を目指して、試験炉であるVTRの開発を進めてございます。このほか、ロシアや中国も実証炉や実験炉を既に建設、運転をしていると、こういう情報がございます。このように、各国において開発が進められている状況と承知をしてございます。
また、フランスで建設が進んでおります、二〇二五年の運転開始を目途としております国際熱核融合実験炉、これはITERと呼ぶそうですが、このITERはどのように我が国として捉えていらっしゃるんでしょうか。
それを踏まえ、二〇三〇年代に実験炉の次の原型炉への移行判断を行い、今世紀中葉までに核融合エネルギーの実用化のめどを得るべく研究開発を進めてまいります。
このうち、平成三十年六月には、原子炉安全性研究炉NSRRは運転の再開をいたしましたが、その他の四基、JRR3、定常臨界実験装置STACY、高温工学試験研究炉HTTR、高速実験炉常陽については運転再開には至っておらず、原子力規制委員会の審査を受けている状況と承知しております。
先生御指摘の実用化までの考え方でございますけれども、実用化に向けましては、今、実験炉でございますITER計画等を通じて科学的、技術的実現性を確認した上で、技術的実証あるいは経済的実現性を検証するための原型炉への移行判断を二〇三〇年代に行いまして、今世紀中葉までに実用化の目途を得るべく研究開発を進めてございます。
ここで、例えば、物の強度をテストするような産業用の実験炉にしたりであるとか、また、物の中をしっかり、エンジンの中を透視するような機能を持たせるであるとか、そういった実験用の炉にして、それを狙って進出してくる企業の呼び水にしたいみたいなことも地元としては考えているようなんですけれども、そうした産業用試験研究炉というような地元の考え方はどうお考えでしょうか。
○世耕国務大臣 どこにどういう研究炉、実験炉をつくるかというのは、これは文科省主導でお決めになることであります。ただ、人材育成という観点から、あるいは原発立地地域である福井県との関係という点から、我々も大変注視をしておりますし、貢献できることがあれば貢献したいと思っております。
例えば、原子力でいうならば、あえて実験炉、原型炉、実証炉、実用炉、こういう四段階に分けている。これはまさに、やはり試行錯誤ができないということのあらわれなのではないかと私は思うんですね。 通常のプラントではこういうことはなかなかしない。
高速実験炉常陽の再稼働の話なんかもありますけれども、その際に、原子炉の出力を本来より低く設定して、規制委員会から是正を求められるような、こういう対応自身も極めて問題があるわけです。 今回の事故を踏まえて、作業環境や作業手順など、事故の検証を行い、事故原因の究明等、しっかりとした情報開示を行っていただきたい。
それから、科学的、技術的に利用可能であることを実証するための実験炉であります。 ITERは、五万キロワットのエネルギーを入れて、五十万キロワットの出力を出します。ですから、十倍のエネルギーを出します。これで核融合ができるということを日本の皆様及び世界に示すことを目的としていまして、その次に進むかどうかは、このITERの参加国も独自に進めていく手はずになっております。
ITERは実験炉ですので、やはりコストが高くなっている理由がありまして、初めてやることですから、ヘリカルでやっても一緒ですけれども、これも必要、これも必要、これも必要というふうな最適化はしているわけです。
また、先生御指摘いただいたように、高速実験炉常陽におきましても、アメリシウムというマイナーアクチノイドにつきまして基礎研究を行ってデータを蓄積している、そういう状況でございます。
規制委員長は、先日、高速実験炉「常陽」の適合性審査についても、規制委員会として保留をされた際に次のようなコメントを発表されました。「常陽」の方は、熱出力を小さくするので認めてほしいという申請だったんです。
それが出たのが、最近でいいますと高速実験炉「常陽」の適合性審査かなというふうに思います。この記者会見の田中委員長の資料などを見せていただいておりましても、これも新聞記事にもなっていましたが、かなり正直にといいますか厳しくといいますか、「常陽」に対して意見を述べられております。
高速増殖炉の実験炉ではアメリカ、ロシア、イギリス、フランス、日本、ドイツにおいて臨界に成功していますが、アメリカ、イギリス、ドイツが一九九〇年代前半までに撤退、フランスも停止状態にあり、今開発を進めているのはロシア、中国、インドだけであります。
今から十八年前ですよね、一九九九年九月三十日、茨城県東海村、株式会社ジェー・シー・オー東海事業所の燃料加工工場で、日本初めての高速実験炉「常陽」の燃料を製造する過程で臨界事故が発生、約二十時間にわたって核分裂状態が続いた。臨界で発生した放射線は建物の壁を通過、周辺環境に到達、半径三百五十メートル圏内百五十人に避難要請、半径十キロの住民や商店には屋内退避勧告が出された。