1956-02-15 第24回国会 参議院 予算委員会 第5号
小売物価は三・六%、卸売物価は五・六%というように漸減の傾向にございますし、さらに三十一年度予算編成におきまして政府は方針を立てまして、鉄道運賃は三十一年度においては上げない、消費者米価も上げない、さらにまた非常に苦しい財政の中であるにもかかわらず、低額所得者の勤労所得の税を軽減いたしたことは御承知の通りでございますから、そういうふうにすることによってかえって実質賃銀は上昇するではないか、そういうことで
小売物価は三・六%、卸売物価は五・六%というように漸減の傾向にございますし、さらに三十一年度予算編成におきまして政府は方針を立てまして、鉄道運賃は三十一年度においては上げない、消費者米価も上げない、さらにまた非常に苦しい財政の中であるにもかかわらず、低額所得者の勤労所得の税を軽減いたしたことは御承知の通りでございますから、そういうふうにすることによってかえって実質賃銀は上昇するではないか、そういうことで
加うるに必需物資の高騰は今尚我々の生活をおびやかし一方賃銀は却つて逓減の形をとり実質賃銀は絶対に増加して居ないのであります。」云々。あとはこれは委員長の了解を得まして速記録に載せることを御了解を願いたいと思います。かようなこの事実大臣の足元からかような労働者の要求、血の叫びの声が挙つておるのでございます。
従いまして、たばこの製造能力も戦前に復しました今日、全面的な国民生活の安定と実質賃銀の向上を目途とする政策の一環として製造たばこの定価の引下げを行うに当りまして光及び桃山につきましては、製造たばこの定価の決定又は改定に関する法律の定める価格表に追加する必要があるのであります。
これに加えまして今回の補正予算等の方法による実質賃銀の増加という考え方だけマル公の値上りと、それから税金の減ることとの差引きの点のみから見ましても、約二〇%に近い実質賃銀の低下を来たすという計算に相なるわけであります。でこれらが影響をいたしまして、尚我々が予想いたしておりますところでは、地方におきまするところの地方税が相当に増額されて課けられるのであろう。
その反面においては、一部特殊産業の高額なる賃銀というものは、これは野放図に認めるものでない、認むべきものでないことも同様でありまして、芳においては、実質賃銀を確保すると同時に、各産業間の賃銀のバランスというものをとつて、総合的に賃銀対策というものを決定して行かなければならないと思うのであります。
というものが、このままでいけるかどうかということが大きな問題でございますけれども、これは私共は現在の賃銀にいたしましても、どうしてもこれに対して裏付けを保護する方法を講じなければならん、これに全力を挙げまして、今まであつた賃金、物価の悪循環を避けること、又一方それをいたしますためには、どうしても外資の導入ということが必要でございまするし、従つてかようなことを全視野において考えまして、裏付けをする実質賃銀的
賃銀につきましては、右の價格補正を斟酌いたしまして、現在における一般勤労者の実質賃銀を確保せしめることといたし、これがために所得税について大幅の軽減を行う等の措置を講じたのでございます。 第二の点は、健全財政の原則を、一般会計のみならず特別会計及び地方財政を通じて貫徹したという点でございます。