1959-12-26 第33回国会 参議院 本会議 第20号
ところが、臨時措置法に基づく政府保有生糸の残りが減るに伴って見込み買付が行なわれ、市場の不安を濃くし、ここにおいて、一儀十八万円維持の努力を放棄するようなことがあれば、繭糸価格安定制度に対する信頼は失われて、生糸の需要増進に多大の悪影響を及ぼすことが心配されるので、このような情勢に対処して、政府が安定法に基づいて取得した生糸についても、本生糸年度の実質的最高価格で売り渡しができる道を開くことが必要であるという
ところが、臨時措置法に基づく政府保有生糸の残りが減るに伴って見込み買付が行なわれ、市場の不安を濃くし、ここにおいて、一儀十八万円維持の努力を放棄するようなことがあれば、繭糸価格安定制度に対する信頼は失われて、生糸の需要増進に多大の悪影響を及ぼすことが心配されるので、このような情勢に対処して、政府が安定法に基づいて取得した生糸についても、本生糸年度の実質的最高価格で売り渡しができる道を開くことが必要であるという
それから、提案理由の古い説明の中に、「しかし一方、海外、国内ともに、上糸重要者は、本生糸年度の実質的最高価格十八万円を信頼して先約定を結んでおります」、こういうふうにあるのですが、一体、内外ともわかっていますれば、先約定しているおもなる会社なり取引業者はどういうものであるかというような点を一ついただきたいと思うわけであります。
「本生糸年度の実質的最高価格十八万円を信頼して先約定を結んでおりますので、今もし、政府保有生糸が数万俵残っている現状において十八万円維持の努力を放棄するようなことがあれば、繭糸価格安定制度に対する信頼は再び失われ、」云々とあって、十八万円の線を堅持する。堅持しないということが重大な問題になる。
その前を読んでみますが、「しかし一方、海外、国内ともに、生糸需要者は、本生糸年度の実質的最高価格十八万円を信頼して先約定を結んでおりますので、今もし、」云々という文言があるのですよ、いいですか、ニューヨークであろうがなんであろうが、十八万円というものがずっと先約定になって、そして契約がある状況で、途中でこれが変換になったら、いわゆるそれが価格安定の信頼を失い、市場を混乱させ、生糸の需要増大に多大の悪影響
しかし、一方、海外、国内ともに、生糸需要者は、本生糸年度の実質的最高価格十八万円を信頼して先約定を結んでおりますので、今もし政府保有生糸が数万俵残っている現状において十八万円維持の努力を放棄するようなことがあれば、繭糸価格安定制度に対する信頼は再び失われ、需要者は、価格不安の少ない他繊維に転換することになります。
しかし一方、海外、国内ともに、生糸需要者は、本生糸年度の実質的最高価格十八万円を信頼して先約定を結んでおりますので、今もし、政府保有生糸が数万俵残っている現状において十八万円維持の努力を放棄するようなことがあれば、繭糸価格安定制度に対する信頼は再び失われ、需要者は、価格不安の少ない他繊維に転換することになります。