1948-12-10 第4回国会 衆議院 本会議 第8号
すなわち、言うところの健全性がはたして一貫されているかどうか、これを実行する場合、財政の実質的收支の均衡が得られるかどうか、大いに疑わしいのであります。政府は、いかにも表面は健全予算、収支均衡の原則を守つているかに装つているが、眞劍に健全財政を堅持しようとする熱意も努力も全然見られず、これでは、おそらくインフレをあおる悪質予算に終るといつても決して過言ではないと思うのであります。
すなわち、言うところの健全性がはたして一貫されているかどうか、これを実行する場合、財政の実質的收支の均衡が得られるかどうか、大いに疑わしいのであります。政府は、いかにも表面は健全予算、収支均衡の原則を守つているかに装つているが、眞劍に健全財政を堅持しようとする熱意も努力も全然見られず、これでは、おそらくインフレをあおる悪質予算に終るといつても決して過言ではないと思うのであります。
その一は、地方財政の実質的收支の均衡をはかるため、赤字財政の根源である地方債の発行については、相当の規正を加えんとしていることであります。しかしながらもとより公営企業の財源については、その本質上当然地方債によつて差支えないものと考えております。その二は、公営企業の経営について独立採算制を採用し、その経営の合理化をはからんとしていることであります。