1951-10-15 第12回国会 衆議院 本会議 第4号
質問時間の関係上、これらの問題の詳細をあげての質問は省きまするけれどもどれら議題のらくが講和の実質的完成に至大の関係を持つものでありまするから、自立経済の新たなる構想については経済安定本部長官に、電力、石炭については通商産業大臣に、それから船舶の問題については運輸大臣に、米の統制解除問題等をも含む食糧政策については農林大臣に、それぞれ講和後の政策の中心問題としての角度から説明をしていただきたいと思うのであります
質問時間の関係上、これらの問題の詳細をあげての質問は省きまするけれどもどれら議題のらくが講和の実質的完成に至大の関係を持つものでありまするから、自立経済の新たなる構想については経済安定本部長官に、電力、石炭については通商産業大臣に、それから船舶の問題については運輸大臣に、米の統制解除問題等をも含む食糧政策については農林大臣に、それぞれ講和後の政策の中心問題としての角度から説明をしていただきたいと思うのであります
(中略)政府は能う限りの熱意を以ちまして、その実質的完成を期したいと思つておる次第であります。」こう述べておられまするし、第五国会二十四年四月四日には、「文教の刷新、科学技術の振興、道義の高揚等盡く皆重要な問題であります」と簡單に言われております。
吉田首相は第四回國会の施政演説において、新教育制度の実質的完成を約束したのであるが、その考え方が変つたかどうか承わりたいのであります。若し変つていないとすれば、実質的完成の詳細なる内容と具体策を明確に答弁願います。この内容については、六・三制の問題と共に特に農村において政府予算の関係で危機に瀕している定時制高等学校についてもお示し願います。私の質問はこれで終ります。
教育尊重は常に歴代内閣が口にするところであり、現内閣も施政演説において文教刷新と民主教育の徹底を説き、新教育制度の実質的完成を約束したのでありますが、教育尊重は現実的には予算の上に具現されねばなりません。
この際國庫補助の半額制を奮発して、七割補助を実現しなければ、実質的完成を期することはとうていおぼつかないと思いますが、これに対する政府の所見を伺いたい。
政府は能う限りの熱意を以ちまして、その実質的完成を期したいと思つておる次第であります。 最後に申述べたいことは講和條約についてであります。先般第三國会における決議にありました通り、講和條約なき限り我が國の独立は確保せられないのであります。又経済復興は期し難いのであります。講和條約促進のためにも、先ず第一に我が國において民主政治が確立されなければならないのであります。