1960-03-01 第34回国会 衆議院 予算委員会 第17号
しかしながら御承知のように、まだ大した危険信号ではないようでありまするが、一月の実質収支の赤字現象というものについても、私どもは従来自由化を行なうということが前提になっておらない場合とは違った吟味の仕方が必要ではなかろうか、こういうふうに思うわけでありますが、この一月の実質国際収支の赤字現象、並びに二月の外為の予想以上の引き揚げ超過という現象についての御所見をまず承りたいと思います。
しかしながら御承知のように、まだ大した危険信号ではないようでありまするが、一月の実質収支の赤字現象というものについても、私どもは従来自由化を行なうということが前提になっておらない場合とは違った吟味の仕方が必要ではなかろうか、こういうふうに思うわけでありますが、この一月の実質国際収支の赤字現象、並びに二月の外為の予想以上の引き揚げ超過という現象についての御所見をまず承りたいと思います。
まず第一の外航海運の整備拡充でございますが、御承知のように最近の国際収支の状況が非常に悪くなって参りまして、その中で海運関係だけを考えてみますと、いわゆる為替収支のバランスでなしに、実質国際収支、われわれがIMF方式と称しておりまするところの実質の国際収支のバランスを海運関係についてながめてみますと、三十一年度において二億五千万ドルの支払い超過になっておる。