2012-02-27 第180回国会 衆議院 予算委員会 第16号
ページをめくっていただいて、まず為替なんですけれども、三ページ目というところですが、実質の為替レート、先ほども深尾先生の御説明にもありましたが、実質レートで見ると、必ずしも超円高ではない。円高ではあるんですけれども、超というほどではないという面は確かにあります。 例えば、日本人が十年ぶりにニューヨークに旅行に行くとします。
ページをめくっていただいて、まず為替なんですけれども、三ページ目というところですが、実質の為替レート、先ほども深尾先生の御説明にもありましたが、実質レートで見ると、必ずしも超円高ではない。円高ではあるんですけれども、超というほどではないという面は確かにあります。 例えば、日本人が十年ぶりにニューヨークに旅行に行くとします。
それどころか、対ドルで円の価値、さっき実質レートの話もありましたけれども、少なくとも名目ベースでは上昇をしている。世界の投資家は、命の次に大切なお金を投じて、もうすぐ紙くずになると言われるような通貨を大量に買っている、こういう状況だというふうにも言えるかもしれません。 この十年間、そうしたことが続いていれば、それは誰も信じなくなるというふうに思うんですね。
ドルの実質レートは、日本以外の国ではかなり下がっていて、基軸通貨としての地位が非常に弱くなってきております。今アメリカの経済がひっくり返りそうな姿を見て、不安に感じる日本人が多いかと思いますけれども、アメリカと道連れという感覚からは脱却が必要ではないかと思います。 これは、皆様のところにも行っておりますけれども、(パネルを示す)一番最初の、GDPの三倍ということで、世界トップクラスの金融資産高。
○竹中国務大臣 御指摘のとおり、名目レートで我々普通、議論するわけですが、本当は実は経済的に意味があるのは実質レートであって、しかも、あえて言えば、我々は、対ドルレートだけで今円が高いというふうに思いがちでありますが、実は今、ユーロに対しては円はどんどん安くなってきたという経緯がここ半年ぐらいに関してはあるわけでありますから、実質の為替レート、同時に実効の為替レート、ドルだけではなくてすべての、そこで
これは、日本の物価が極めて落ちついている、それどころかやや下がっている、インフレ格差が非常に大きいから、実質レートを見るとそんなに円高ではない。それからもう一つは、アジアの通貨が、一昨年の通貨危機までは事実上ドルにリンクしておりましたが、その後一度フロートして通貨危機と言われるほどの大暴落を起こしました後、割と円と共変的に動いています。ドルとは反対方向へ動いている。
それから、長期的には、これは完全雇用水準のときの動きですから、実質レートが問題になる。実質レートの問題というのは、いわゆる交易条件の問題ですね。したがって、長期的には、交易条件がどうなるか、あるいは物価の上昇率がどうなるかということが問題になってきて、交易条件はまた、その国の技術水準とか労働市場の状況とかによって実物的に決まってくる。
これはもう為替レートの長期の世界というのは、潜在成長率のとおりに成長したときにレートがどう動くかということですから、実質レートの話をしなければいけないんですね。これはもう余りくどくど言いませんけれども、そこの世界では、交易条件がどうなるかということが非常に大きなポイントになる。日本の交易条件がどういうふうに実態として動いていくか。 私が心配しているのは、日本の交易条件が今悪くなっていますね。
円の独歩高というおっしゃり方は、実質レートという表現でありましたが、私どものデータでは、例えば三月末で昨年末と比較しますと、円の上昇率は一五・三%、マルクは一二・八%、スイスは円より上がっていまして一五・九、こういう数字もあるわけです。これを五月十五日に直すと、円は一五・五%、マルクは七・九%、円の方が高い。
そうしてそれがずっと実は変わってまいりまして、低いところが八二年、八五年とあるようでございますが、またずっと今度は上がっていきまして、そして結果的に三月の直近の状態というのは実質レートが大体百五十円、指数が二一四とこうなっているのでありますけれども、要するに一回こう下がって、こう上がって、またこう下がっているわけでありますね。
まず、地方銀行協会からは、金利が自由化された預金等について、資金調達実質レートの上昇となる準備預金の対象からの除外、相互銀行協会からは、小口預金金利の自由化についての段階的な実施、相互銀行と普通銀行の業務の同質化の進展に伴う相互銀行制度の早急な見直し、信用金庫協会からは、ディーリング業務が行えるよう信用金庫法の改正、安定した長期資金の調達手段として全信連による信用債券の発行、また、三業界共通しては、
なお実質レートが適当かどうかということは、これは井関さんがおつしやつたように、利子の合理的な基準というもの、それからどういう場合にどういうふうに変動するか、どうスライドさせたらよいかということはよく検討して行く必要があると考えます。