1980-05-14 第91回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第15号
造船界、海運界、原子力機器産業界等を初め、民間産業界におきましては、当面主として人材の面、技術の面、この両面において積極的にこれに協力いたしまして、実用原子力船建造の見通しを得ました後は、内外の諸般の情勢を勘案しつつ、国の適切な援助のもとに、今度は民間主導によって開発を進めるという筋書きが適当ではないかと考えられます。
造船界、海運界、原子力機器産業界等を初め、民間産業界におきましては、当面主として人材の面、技術の面、この両面において積極的にこれに協力いたしまして、実用原子力船建造の見通しを得ました後は、内外の諸般の情勢を勘案しつつ、国の適切な援助のもとに、今度は民間主導によって開発を進めるという筋書きが適当ではないかと考えられます。
これは船主協会の月報が出ておりますが、その中で「諸外国の動向からも現時点では実用原子力船建造の緊急度は薄いと見られる。」こういうふうに書いておりますが、大体これに代表されていると思いますね。現在原子力船時代というものを対象には考えていないというのが海運界の大手の見解ですね。その理由として、いまから五年ほど前には確かにタンカーの大型化、高速化が世界的な競争になっていた。