1978-06-07 第84回国会 衆議院 農林水産委員会 第30号
能力のない、できない者にやれと言ったってやむを得ぬわけですけれども、しかし、厳然たる実収反収というものはこれは明らかになっているわけですから、まさか毎年の米の需給計画を生産費調査の結果に基づいて計算するわけじゃないですからね。この点を一体どうするかということが非常に問題だと思っておる。
能力のない、できない者にやれと言ったってやむを得ぬわけですけれども、しかし、厳然たる実収反収というものはこれは明らかになっているわけですから、まさか毎年の米の需給計画を生産費調査の結果に基づいて計算するわけじゃないですからね。この点を一体どうするかということが非常に問題だと思っておる。
○芳賀委員 高い反収を分母にすれば一万五千八十二円にしかならぬ、実収反収でやれば一万七千百六十円になるわけだから、これは一俵で収量の置き方いかんによってすぐ二千円以上違うのですからね。こういう収量のとり方というものを最近米価抑制の一番大きな決め手に使っておるわけだから、ことし計算する場合も、やはり一番大事な収量というものは作為的、政治的にごまかしをするべきものじゃないでしょう。
そういう作柄を推定するわけでございますから、そういう作柄を推定するに必要な条件というものを考えて、昭和三十年以降の作柄と実績を見て一定の式を立てまして出しておるわけでございますが、その場合に品種の大きな変化を考えているかということでございますが、過去の実績の中にその品種の変化が及ぼす収量の結果というものが出ておりますので、そういう意味におきましてはあらわれた実収反収といいますか、それの中に先生の持っておられます
たとえば反収をとる場合においても、それは実収反収ではなくて、調査農家の平均反収ということになっておりますし、また自家労賃については、農業の臨時日雇い労賃という低い賃金評価をしておるわけです。そういう低い評価をしながら、かつ政府が昨年決定したカンショの基準価格というものは非常に低過ぎる。
調査農家の平均反収とそれからその年度の実収反収の開きというものは、大体五十キロ、約一俵近くあるわけですが、これは私は必ずしも食糧庁が試算したような米販売農家の平均反収として見合うべきものではないと思うのです。
そこで、そういう計算をすれば、たとえば、バレイショのことしの実収反収が平年反収に比べて一〇五ということになっても、その中には、先ほど統計課長から言われた上川支庁管内、留萌支庁管内等は相当冷害による被害を受けておるわけです。
○芳賀委員 統計調査部にお尋ねしますが、被害額の算出方法は、まさか平年反収を基礎にして、今年度の冷害を受けた結果としての実収反収を引いた差額の減収分に金額をかけて、被害総額、たとえば三百四十七億というような計算をしておるわけではないでしょうね。
○芳賀小委員 いま小島さんから言った点は、実は、一昨年当委員会で問題を取り上げていろいろ議論した結果、決定年の過去三カ年の統計調査部の調査農家の三カ年間の平均反収と、三年間の実収反収のその差というものが数値が出ておるわけですね。それを決定年である四十四年度の単位収量に置きかえる、つまり修正するという、そういう試算をやっておるということは、一昨年の委員会において説明があったわけです。
○芳賀小委員 一番望ましい形としては、統計調査農家の反収と、同じ統計調査部で発表する実収反収というものが開きがないことが望ましいと思うのです。その点はそう思っていますか。
それでは四十三年度の実収反収がどうなっておるかというと、これは毎年ですけれども、カンショあるいはバレイショについて、実収平均とそれから調査農家の平均と十アールで大体四百キロないし五百キロ差があるのです。だからこれをどういう調整をして実収と調査農家の懸隔があまり広がらぬようにするかということは、統計調査部としても十分努力してもらわなければならぬ点なんです。
○芳賀委員 昭和四十三年度は、全国平均にすると、実収反収は四百五十キロで、四十二年は四百五十三キロ、それから四十年は四百キロということになって、過去三年ということになれば、大体四百三十キロぐらいということになるわけですよ。
それから小作料の場合には、実態に即するわけですからして、これは実収の中庸な単年度でもいいし、過去何カ年間かの平均でもいいが、とにかく従来同様に、実収反収を基礎にするということがわかればいいのですよ。
○芳賀委員 ですから、いずれにしても、その地域の反収をとる場合にも、調査農家の反収ということではなくて、その地域における実収反収方式でいくわけでしょう。
まさか前年度の反収を採用するわけにはいきませんので、反収については、今年度のいわゆる実収反収を適用する。昨年の場合においては、カンショは第二回の予想収穫高の反収、バレイショについては最終の実収高の判明した実収平均反収というものを収量に置きかえておるわけです。
生産費の問題にしても、政府のやられた反収をことしの実収反収あるいは予想反収と数量を置きかえて計算した場合にどうなるかということを計算してくれと言っているのじゃないですか。それがまだできないというのは、一体どういうわけなんです。これは委員長明からにしてもらいたいです、委員会の権威からいっても。
反収が変わった場合にコストが変わることは当然ですからして、私の言ったのは、ことしのバレイショの実収反収あるいはカンショの収穫予想の平均反収と置きかえた場合には、一体三十七・五キロ当たりどうなりますかということを聞いておるわけだから、これはすなおに計算して示してもらいたいと思います。
たとえば四十年度のバレイショの実収反収は二千三百八十キロ、この調査に用いた調査農家の平均反収が二千六百十五キロですから、反収におきまして二百三十五キロ違うわけです。ですから、収穫量が多ければ多いほど生産費は逓減するというのは、これは原理的なことだから言うまでもないと思うわけです。
それでは三十八、三十九、四十年のバレイショ、カンショの毎年度の実収反収と、それから農林省が毎年発表した三十八、三十九、四十年の調査農家の反収をこの際明らかにしてもらいたいと思います、相当大きな懸隔がありますから。 もう一つは、毎年同じ肥料とか経費を投入しても、農作物というものは気象条件に大きく左右されるわけです。
それから実収は、いまのところ見ておりますのが、大体百二十五キログラム程度のものが実収反収だというふうに考えているわけです。それから、一つは、実収という問題がございますし、一つは、従来の趨勢曲線から見ました百三十六キロという数字があります。そういう問題も考慮の要素に入れまして、総合的に価格をきめるという形に考えているわけです。
そういうときにはそういう災害のあれを使っておりながら、それがすべてではないとしても、そのために、百十八キロを使っているからその後の実収反収では差が必要以上に大きくなっておりますから、生産性向上が異常にあったというような形になるわけでしょう。それがその後の価格に影響しておりますね。
○楢崎委員 さっぱりそれもわからないのですが、そうすると、たとえば三十一年から三十三年の実収反収百十八キロというのが出ておりますね。それが三千百八十円の一つのメルクマールになっておるのでしょうが、この年の、特に三十二年、三十三年は災害の年でしょう。そうでしょう。そういう年を含んだ三十一年から三十三年の実収反収にそれを採用してありますね。だからこれは異常に少なくなっておるというふうな感じがする。
もちろん実収反収と基準反収は、これは制度的にきめるものと実際に出てくるものとございますから、誤差の出るのはやむを得ないわけですが、できるだけ近い状態にあることが望ましいわけでありまして、その状況をここで表にしたわけであります。
今部長さんがお話しになりましたように、実収反収が五%程度伸びて、米価が一〇%伸び、品質の上昇分を合わせて一二%程度で、生産の方は一七、八%の増、こういうこと、ところが必要経費は二〇%も伸びておるわけですね。そうして所得率は政府の統計だとだんだん下がっているんですよ。
それが今手元にありませんので、話が進めにくいわけでありますが、先ほどのお話の中で、三十一年六月から、三十一年、三十二年、三十三年、そういったような年の実収、反収等も考慮の中に入れたというふうなお話でございますが、私どもの手元の資料でそれをいろいろ検討してみましても、三十一年、三十二年、三十三年という年は作付面積が現在よりも非常に多くて、反収が低く現われているというふうな数字を手元の数字の中から見出すわけであります
過去三カ年の一つの趨勢の上に立った場合にこの程度の反収が妥当である、そういう推定の基礎反収というものを今度は道庁が採用したわけですからして、これは実収反収が幾らになるという場合とはだいぶ違ってくるわけですね。しかし、それもわれわれは無理があるとすれば訂正するのが当然であるということで認めたわけです。
資料を拝見をした上で伺いたいのでありますが、これに対する対策はいろいろあろうかと思いますが、全国各地からのいろいろな要請を私聞いてみますと、国が一つの方向に押えるのではなくして、市町村組合単位あるいはある地域を区切って標準田のようなものを作り、その標準田の実収反収というものを基礎にしてその年における基準反収をきめていくということを各地で言っております。それは私相当具体的な案ではないかと思います。
それから、もう一つは、近年作柄が非常に好調でありまして、少くともこの数年をとりますと実際の実収反収というものが非常に高い数字になるというようなことから考えまして、考え方がうまく折り合わないかと思うのでございます。
その幅の概念というものを何によつてつかまえるか、こういう考え方をとつておるわけでありまして、基準反収につきまして幅を持つと同時に、本年実験しました実収反収についても、幅のある概念としてわれわれはこれをとらえる。
それからもう一つは、そういう予想のときと実収のときとの違いということは別にいたしまして、そもそもこの実収なら実収だけで、実収反収なり被害面積だけで損害評価を審査することができるかどうかという、別の御質問の趣旨にわたろうかと思います。それはそれだけでやるということは非常に危険であります。