また、二〇一四年、沖縄や小笠原等の我が国周辺水域における、いわゆる宝石サンゴを目的とした中国船の密漁の問題、東シナ海においては、いわゆる虎まき漁船等、漁獲能力の高い新しいタイプの中国漁船が急増し、漁業資源や日本漁船の操業に大きな影響を与えていることも問題となっているということで、日中漁業共同委員会においては、そのような宝石サンゴの不法採捕の問題についての、両国が、継続して断固とした取り締まりを行い、
よって、政府として、これ断定的に申し上げることは困難であると考えますが、ただ、この背景としましては、中国の経済的な発展に伴う購買力の向上、あるいは投機的な理由によって、近年、宝石サンゴ及びその関連商品の価格の高騰が続いています。その一方で、中国国内ではサンゴ漁が禁止されています。そして、その結果、日本近海での密漁が行われたということが一般には指摘をされております。
○望月国務大臣 この宝石サンゴについては、漁業法などの水産関係の制度で対応がなされている、こういうふうに承知はしております。 法律的に調べますと、漁業法及び水産資源保護法に基づく都県の漁業調整規則だとか、外国人漁業の規制に関する法律、排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律と、非常にそういった関係が深い。
宝石サンゴは、年間〇・二ミリとか〇・三ミリしか成長しない、極めて貴重で高価なものであります。物すごく高価に取引をされているものですけれども、我が国の貴重な海洋資源である宝石サンゴは、この小笠原地域に限らないというふうに思っております。 他の海域における宝石サンゴの生育状況調査を予定されているのかどうか、政府に改めて伺いたいと思います。
しかし、中国が大量に密漁を図ろうとしたいわゆる宝石サンゴ類は、五十年かけてやっと一センチ、二センチ伸びるかという。つまり、サンゴは骨格のかたさによっても成長が違うわけですね。
先ほど申し上げましたが、宝石サンゴの平均的な価格は一キログラム当たり二百万円。それから、その中でも特に高価なアカサンゴにつきましては一キログラム当たり六百万円ということでございますので、サンゴに掛かる違法な利得から考えて、一定の抑止力を発揮するのではないかと考えております。
我が国の貴重な宝石サンゴが中国の密漁船によって危機に瀕しております。小笠原諸島周辺海域における中国密漁船と思われる漁船の数は、海上保安庁が確認しているだけでも、九月から先月中頃までは数十隻だったのが、下旬になるとこれが百隻を超え、先月末から今月頭までは二百隻を超えるほどの数が確認をされております。
○政府参考人(本川一善君) 御指摘のように、宝石サンゴの資源の状況はもとより、サンゴが生息する曽根というのは魚類にとっても重要な生息場所でありまして、これが中国サンゴ漁船の違法操業によって損なわれると水産資源にも悪影響のおそれがあることは認識をしております。
先ほど政務官の方からも御答弁がありましたけれども、あの宝石サンゴは日本の三倍だ、一キロ六百万円、こういう状況でしたら、担保金の額とか罰金を見ると、まあ一回、二回来てみようという気持ちになってくる。したがって、ぜひ罰金の引き上げ等の対策を求めておきたいと思いますけれども、これは大臣の御所見を伺いたいと思います。
現状、これは、非常に価値の高い宝石サンゴの市場価格に比べて、罰金と担保金が低いため、払ってもう一回やったっていいんだと、抑止力になっていないんだというふうに思います。 それで、サンゴの密漁を抑止する効果をしっかり発揮しなきゃいけないなというふうに思いまして、やはりこれは罰金と担保金を早急に引き上げるということが必要だというふうに思いますが、水産庁、農水省、政府の対応をお聞きいたします。
小笠原諸島、それから伊豆諸島周辺海域で、中国船と見られる宝石サンゴの密漁が、十月三十日には二百十二隻も発見されるというような大変な事態が起きております。地元の皆さん方も大変不安でありますし、また荒々しい漁法で、漁場も荒らしていくというように、漁業にも大変大きな被害が出ていると思いますが、この中国漁船によるサンゴの密漁の取り締まり状況について、政府の対応をお聞きしたいと思います。
国際会議の場でアピールすべきではないかという御指摘ですけれども、宝石サンゴの生息状況について科学的な知見を集めながら、対応を注意深く検討してまいりたいと存じます。
○河野(正)委員 今御答弁いただきましたように、密漁で乱獲されているということなんですけれども、そもそもどれだけの宝石サンゴがあったかを把握されていない。
○長谷政府参考人 宝石サンゴは、年間〇・二ミリから〇・三ミリしか成長せず、一旦損なわれますと、回復に非常に長い時間がかかる資源でありまして、中国サンゴ船の違法操業は宝石サンゴ資源に悪影響を与える可能性が高いというふうに認識しております。
それから、二百隻もいれば、幾ら宝石サンゴの値段が高騰していて、一獲千金を狙うといっても、二百隻全部が宝石サンゴをとれるわけじゃありませんから、それから、大変遠いところから船が来ているわけですから燃料代も非常にかかっていると思います。そうなると、これは私は、本当に漁が目的で来ているのだろうかと疑うのがある種自然なのではないかというふうに思うんですね。
なお、中国サンゴ船の違法操業は、宝石サンゴ資源に悪影響を与える可能性が高いものというふうに認識しておりますが、宝石サンゴ生息域は水深が深く、被害状況を把握するためには潜水艇等を用いた大がかりな調査が必要であるため、正確な情報は持ち合わせていないことを御理解いただきたいと思います。
○政府参考人(本川一善君) 御指摘のとおり、宝石サンゴにつきましては、年間〇・二ミリから〇・三ミリしか成長しないということで、一旦損なわれるとその回復に非常に時間が掛かるということでありまして、宝石サンゴ資源に悪影響を与える可能性が非常に高いというふうに認識しております。
○西野委員 今、サンゴというのは物すごく高騰しているようでありまして、もともと中国では赤い宝石というものがすごく珍重されているそうでありまして、サンゴの中でも宝石サンゴと呼ばれているアカサンゴが、中国もバブルですから、すごく高騰してきまして、この十年間で値段が約五倍ぐらいに上がっているということで、日本の中でも、今までサバとかをとっておられた漁師さんがサバをやめてサンゴ漁にかわって、乱獲をして、これではいかぬということで
○枝元政府参考人 宝石サンゴというのは、アカサンゴ、モモサンゴ、シロサンゴと三種類ございまして、大体水深二百メートルぐらいのところに生えております。それはいろいろなとり方がございますが、例えば高知ですとか東京都ですとか、いわゆる引いてとるわけでございます。
ここは宝石サンゴの宝庫で、しかも、海洋生命の連鎖をし、多くの海洋資源を育む海域なんです。ところが、今おっしゃったのとは違って、中国のサンゴ船、底引き網はおびただしい数ほど来るんですね。多いときは百五十杯、百トンから百五十トンの船で百五十隻ぐらいここへ入って根こそぎサンゴを引き揚げるものですから、ここで生息するその他の魚介類が壊滅状態になる。保存どころか資源の枯渇に至っているということなんですね。
○石関委員 今御答弁にもあった宝石サンゴ、僕は見たことないですけれども、何かすごく高いらしいですよ。まさに一獲千金で、そういうものも狙って多くの船が来て、やたらとっている、いわゆる乱獲をしている状況だということなんです。
サンゴの資源と沖縄の漁業者にとって重要なマチ類の漁場に非常に大きな悪影響を与えるものでございますのと、あと中国の法律においても、この宝石サンゴをとることは違法となっております。 そういう意味からいたしますと、この問題は、その根絶を図らなければならない重大な問題だというふうに認識をしております。
基本的な認識として、日中漁業共同委員会の協議プロセスというのがあると外務省が言っておりましたが、中国側も、宝石サンゴ漁業についてはそもそも許可を与えていない、こういうことは言っているわけでありまして、中国側が、いいよいいよ、やれやれということでは決してないわけでございますから、やはりこの枠組みできちっと、決めたことは守るようにということをその場を通じて言っていく、この枠組みの中でしっかりとやれることはやっていくということが
法案の質問に入る前に、クロマグロのことと宝石サンゴの件について少々お伺いをいたしたいと思います。 今回、ワシントン条約締約国会議の第一委員会で、大西洋クロマグロについて附属書1に掲載をしよう、こういう動きがあった。こういう動きの中で、今のところ、第一委員会では多数をもって否決をされた、こういうことであります。
○石田(祝)委員 最後ですけれども、宝石サンゴの件を、これはごく短くお願いしたいんですが、結果はどうだったか、よろしくお願いします。
○赤松国務大臣 これは先生のお地元かもしれませんが、高知県知事も高知の特産品ということで事前にも陳情を私は受けておりましたし、これも、クロマグロを頼むときに同時に宝石サンゴも頼む、附属書2だとはいえ絶対これも否決してくれということもあわせて頼んできました。
次に、ワシントン条約における宝石サンゴの規制、これが、にわかにと申しますか、そういうものを生活の糧として頑張っている地域からしたら驚くような話でありますが、この現状をどのように今お考えで、我が国としてはどうされようとしているのか、お願いいたします。
宝石サンゴについてでありますが、現状ということでありますので、今、我々の現状についてお話をさせていただきます。 アメリカあるいはEUが、ワシントン条約で、いわゆるCITESの附属書2への掲載を提案しているということであります。