2010-02-17 第174回国会 参議院 国際・地球温暖化問題に関する調査会 第2号
そういった政策の下で、先ほどコークスの乾式消火設備、CDQというものを御説明させていただきましたけれども、九〇年代には日本が一緒に立ち上げた宝山製鉄所にしか入っておりませんでした。二〇〇〇年に入りまして、これは日本がやったNEDOの省エネモデルということに、これは北京にある首都鋼鉄という会社に日本のCDQをNEDOの省エネモデルということで入れました。
そういった政策の下で、先ほどコークスの乾式消火設備、CDQというものを御説明させていただきましたけれども、九〇年代には日本が一緒に立ち上げた宝山製鉄所にしか入っておりませんでした。二〇〇〇年に入りまして、これは日本がやったNEDOの省エネモデルということに、これは北京にある首都鋼鉄という会社に日本のCDQをNEDOの省エネモデルということで入れました。
しかも、それをやりながら、せんだって予算委員会で私は小泉総理に日本の経済の生き残り策として、やはり外国ができない製品、例えば自動車用鋼板ですね、こういうものとかそういうものを、とにかく民間と政府と学者と力を合わせてやっていかないかぬということを申し上げていたんですが、とうとう自動車もどんどん中国へ出ていくものだから、上海の宝山製鉄所と新日鉄で技術提携して自動車用鋼板も向こうで作ろうと。
○小西博行君 こういう協定ができたわけですが、たしか宝山製鉄所の問題が数年前にございまして、四、五年前になるでしょうか、あの場合は恐らぐ契約というんでしょうか、向こうの国と日本の企業との契約が不十分であったのか、あるいは途中でその契約の解釈が中国の方が違った解釈をされて数年間とまるということがありましたね。ちょうどそのときに私も中国へ行って宝山製鉄所にも行ってまいったわけです。
○小西博行君 もし御存じであれば、宝山製鉄所の失敗の原因というのは一体何だったのか、どのように理解されているのか、もしおわかりでしたら答えていただきたい。
先生のおっしゃったのは確かにいろいろございまして、例えば中国の例で宝山製鉄所というのが一時計画されまして、これは日本側はどちらかというと最先端よりもうちょっと下の方の技術を提供しようとしたんですが、向こうがやはりどうしても国家の威信といいますか、その他の理由でトップクラスの最先端の技術が欲しいということで、日本もそれを提供した。
中国だって宝山製鉄所。日本に追いつくには何十年かかるかわかりませんけれども、だんだん鉄が追い込まれてきたという現状です。 その中で、私が大臣にお聞きしたいのは自動車なんです。韓国の自動車が今カナダに行って、これはマスコミの報道ですから本当かうそかわかりませんけれども、マスコミの報道では、性能はどうかわかりませんけれども、カナダでは価格の面において日本の自動車を追いまくった、カナダでは負けた。
○瀬崎説明員 宝山製鉄所につきましては、契約がキャンセルされた部分につきましては中国側から契約当事者である三菱商事の方に違約金が支払われたというふうに理解しております。ただその金額の詳細につきましては、私どもとしては把握してないということでございます。
○河村委員 これによって投資が促進されるのは大変結構でありますが、過去に、昭和五十六年、中国側の突然の政策変更で、宝山製鉄所初め幾つかのプラント輸出計画が突如破棄されて、それによって日本側の企業が大きな損害を受けた。三千億円と聞いております。
ただし、鉄の関係で新日鉄その他が受けました宝山製鉄所の第二期分につきましては、一応これは中止を日本側が基本的に了解するたてまえで応答しておるようでございますので、こちらの方についてはその範囲でそれぞれの各社が措置をとっておると思いますが、これはあくまで両当事者間のこれから具体的な話の中で決まってまいるかと思います。
○真野政府委員 ただいままで中国の方から建設中止という通知のございましたプラントは、先生御承知のとおり、鉄については上海の宝山製鉄所の二期分でございます。それから、石油化学につきましては、南京、勝利、北京東方、この三つの石油化学プロジェクトでございます。
プラントの中止の通知を受けております状況でございますが、いままでのところ通知がございましたのは、上海の宝山製鉄所二期工事分、それから南京の石油化学コンビナート、勝利の石油化学コンビナート、北京の東方石油化学コンビナート、この四件でございます。 この契約金額は、これはドル建てあるいはマルク建てといろいろございますので、円に換算をして、概要でございますけれども、三千百億円ぐらいに上っております。
その意味においても、また中国の宝山製鉄所の問題も非常に慎重に考えていただきたい。こう思うのでありますが、この点について外務大臣と、それから大きな問題でございますから総理から一言承りたいと思います。
現状でございますが、宝山製鉄所のほかに石油化学の四つのプロジェクトが延期とかいうことが言われたのでございますが、そのうち北京の燕山はそういうことはないということで、宝山の第二期と、あと石油化学の南京とか勝利とか、三つのものについてそういう話し合いがいま行われているというのが現状でございまして、私どもはその結果を見守っているというところでございます。
日中経済協力ですが、中国の宝山製鉄所並びに石化プラントの中止をめぐって、大来代表が中国に行かれた際に、中国人を甘やかし過ぎた、こういう発言があって非常に反日感情が高まっておると、こういうことが報じられておるわけです。宝山製鉄所の二期工事中止に伴う問題あるいは石化プラントの問題、これについては、現状を把握されておると思いますが、まず現状をひとつ説明いただきたい。
○田中(六)国務大臣 宝山製鉄所の第二期工事を中止したいという旨の伝達は受けております。先般このことをただしに大来代表が向こうに参りまして、鄧小平さんあるいは谷牧さんたちに会って話を確かめたところ、その内容の一部の中に合弁とかあるいは低利融資、そういうものを日本側が考えてくれるならば事業の継続もあり得るような話をしたということを私は聞いております。
その中で宝山製鉄所の件でございますが、私どもの現在見る限り、中国側がこの調整について日本側にただいま説明に来ております。具体的な話、向こう側の考え方、これがまだはっきりいたしておりませんので、中国側の代表と日本側の企業とのいろいろな話し合い、これが始まったばかりでございます。
いまの長官の話を聞くと、これは中国の政府機関の正式な提案であるかどうか、こういうことは定かでないというわけですけれども、民間関係だけに任しておけば、けさの新聞ではございませんけれども、この新聞記事によりますと、たとえば三菱関係の宝山製鉄所の中核をなすこのプラント問題については、契約履行の終結――終結という意味は中国式にどういうことなのか定かでありませんが、平たく言えば契約破棄、こういう方向に進みつつあるわけなんですね
たまたま答弁に出てまいりましたから申し上げたいのですが、いま劉興華代表が参りまして、宝山製鉄所の問題その他について交渉をやっておるようでありますが、まず当面、いま中国側から正式にプラント問題の契約破棄といいますか、中止というか、そういう提案がなされておりますのは民間関係だけのものなのか、それとも一部政府借款、海外協力基金に基づく政府借款の分も起こり得る心配があるのかどうか。
プラントの中で、いま先生お話しがございました約三千億円程度ということでございますが、要するに、中止につきまして民間企業の方に通知のございましたプロジェクトの契約総額といいますものが、石化プロジェクト関係で二千八十八億円、それから宝山製鉄所関係の熱間圧延と冷間圧延を合わせまして八百七十五億円、合わせまして二千九百六十四億円というのが関係の契約額でございます。
それから、宝山製鉄所については、日本にファイナンスの方法があれば完成が短縮できると言っているわけですが、この問題も中止が撤回される可能性があるのかどうか。 それから、輸入石油を中国に回すということも日本では考えられるのか。
○伊東国務大臣 日中の経済関係につきまして、御承知のように大きなプロジェクト、石油化学でございますとか宝山製鉄所の建設につきまして延期とか中止というようなことが、民間を通して話が来ているというようなことが新聞にも大きく出たことは御承知のとおりでございます。
○林(保)委員 時間がございませんので、簡単にちょっとあれしたいと思うのでございますが、私も党のミッションの一人として十二月に行きまして、たまたま五百六十億円の円借款を皆さん方がお決めになってお帰りになった後でございますけれども、また宝山製鉄所を見ました。少し方向が違っているのじゃないだろうかという印象を禁じ得ませんでした。
上海の宝山製鉄所に続く大型プロジェクトとしても期待していた冀東、鞍山、これらの製鉄所などの建設、こういう問題がどうなるのか、私どもとしてはぜひ知りたいところであります。 また、重工業偏重の是正を進めるに当たって、日本側に対して何らか新しい具体的な協力要請があったのかどうか、この点については、これは外務省になりますか、お尋ねをいたします。
というのは、これはいま宝山のことを御指摘ありましたけれども、宝山の製鉄所に関するものを含む一連のことでございまして、昨年じゅうに輸出成約いたしました約七千五百億円の商談のうち、十二月十六日以降に署名されたものにつきまして、中国側から去る二月の二十六日に、契約の発効条件であるところの上部の承認がいまだ得られないという理由でこの契約の発効を暫時留保したい、こう言ってきたそうでございまして、この中には宝山製鉄所発電
三つ目には、調印済みの宝山製鉄所の各種設備や一般プラント類の契約未発効、これを通告してきたわけです。一体未発効を通告をしてきたままなのか、これに対してわが国がある程度の見通しを持ちながら対策を講じているのかということも聞きたいのです。 これら三つのいま質問したことも、いわゆる路線変更の兆しの背景だ、こういうふうに見られるわけであります。
けさの新聞が報道しておるところによりますれば、中国はプラント輸入を留保する、宝山製鉄所や石油化学その他多くのプロジェクト計画をこの際留保して、当面国内のいわゆる経済調整と関連した形の中で対処していきたい、こういう報道がなされ、わが国政府の関係者ともそういう観点から打ち合わせをしておられる、こういうことでございます。
全方位外交とおっしゃるならば、そういうお言葉ならば、アメリカを説得して、きょうの朝日新聞にも「宝山製鉄所や石油化学 支払い能力上回る 中国プラント輸入を保留」いろいろ四つぐらいある見方の中には、そういうことを言ってくるのは駆け引きかもわからないという話もございますが、私は、サミット会議に世界の大きな国家の首脳、特に共産圏といろいろな取引を始めたときに、サミット会議に中国とソ連を招待するような、いまおっしゃったように
そして新日鉄等も、上海の宝山製鉄所あるいは最近の報道によりますと河北省の巽東製鉄所、これの建設等についての協力、もちろんECの鉄鋼界も虎視たんたんとこの市場はねらっているわけですから、すべてが日本に落ちるということではないかもわかりませんけれども、こういった大きな協力市場というものが出てまいっております。さらには渤海湾の海底油田の開発についてもいろんな協力要請等も出てまいってきております。
現に上海の宝山製鉄所でございますとか、あるいは今後ブラジルのツバロン製鉄所の計画等々があるわけでございますが、上海製鉄所の場合につきましても、恐らくピーク時には千人に近いような人が現地に行くのではないかとも言われておるわけでございます。
○大永説明員 中国への輸出の五百万トンと申しますのは、これはノーマルな輸出ということでございまして、上海の宝山製鉄所の関係のたとえばくい打ちのための鋼管でございますとか、そういうものは外数でございますので、そういったものは数十万トン程度は別途また期待できょうかと思います。
たとえば上海の宝山製鉄所の計画などを見ましても、日本での最新鋭の製鉄所の内容とほとんど同じでございまして、非常に進んだ計画になっております。もっとも先方は十年先のことを考えてそういう最も進んだ計画を進めておられるのだと思いますが、そういうときに、日本が廃棄いたします機械というのは比較的古いものでありますので、そういうことはかえって迷惑ではないだろうか、こういう感じもいたします。
そして特に国際情勢の変化、それから科学技術の進歩、こういう条件を十分考慮して条件を緩和する、こういうことになっておりますので、いま日本が一番大きな課題として取り上げておりますのは、上海の宝山製鉄所、これは新日鉄がつくろうとしておるものでございますが、これを中心に、ほかに二、三ございますけれども、全部条件を外すようにいま極力交渉しておるところであります。