1998-05-07 第142回国会 参議院 国民福祉委員会 第12号
それは、例えば健康保険を今の二割から三割にするだとか、それからお年寄りは定率性を入れて一割、二割にするだとか、大病院は五割負担とするだとかというようなことがいろいろ案として出されているわけですが、これはいずれの場合も国民の医療費の負担をふやすというオンパレードのような気がするわけです。
それは、例えば健康保険を今の二割から三割にするだとか、それからお年寄りは定率性を入れて一割、二割にするだとか、大病院は五割負担とするだとかというようなことがいろいろ案として出されているわけですが、これはいずれの場合も国民の医療費の負担をふやすというオンパレードのような気がするわけです。
○政府委員（羽毛田信吾君） 確かに、老人医療の一部負担については、現在の高齢者の方々の経済的な水準、それからやはり今後は高齢者も制度の受け手だけではなくて支え手という形で位置づけていくべきである、そういったこと、それから先行する介護保険との関係等を考えて定率性というような御議論がございました。
我々としては、受診される方々の便宜をも考え、また、医療機関における請求事務の煩雑さを少しでも避けることをも考え、事務簡素化というものを頭に描きました中で、希望される医療機関についてこうした措置がとれるように道を開いたわけでありまして、私は、必ずしもこれによって本来の定率性の趣旨を崩したものとは考えておりません。