1988-04-28 第112回国会 参議院 運輸委員会 第9号
ところで、この分野につきまして基本的な問題は、これはやはり船会社の経営上の問題であるというふうに私ども思いますが、同時に、我が国の定期船海運が今後ともその役割を十分に果たしていくためには、日本の船会社の北米航路における赤字体質からの脱却が必要であると考えておりまして、このために運輸省としましても、この問題に対しましていかなる施策を講ずべきかにつきましては、現在、海運造船合理化審議会の場で検討を進めているところでございます
ところで、この分野につきまして基本的な問題は、これはやはり船会社の経営上の問題であるというふうに私ども思いますが、同時に、我が国の定期船海運が今後ともその役割を十分に果たしていくためには、日本の船会社の北米航路における赤字体質からの脱却が必要であると考えておりまして、このために運輸省としましても、この問題に対しましていかなる施策を講ずべきかにつきましては、現在、海運造船合理化審議会の場で検討を進めているところでございます
○土井委員 従来は航路ごとに結成をする定期船同盟というのは自律的な秩序のもとで運営をされてきたわけですが、UNCTADで定期船同盟条約が採択されてこれが発効することになりますと、貿易当事国船が優先的に貨物を確保するというまことに新しい定期船海運秩序というのがここに形成されることになるのでしょうね。
○説明員(小林俊二君) 基本的に、わが国といたしましては、この条約が定期船同盟の運営に関する国際的なルールを改めて定めたものとして、新しい定期船海運秩序の形成に資するものであるという観点から、できる限り速やかに発効させることが望ましいと考えているという立場を表明する予定でございます。
この部分、相当大きな部分になるわけでございますけれども、これにつきまして、開発途上国の自国貨自国船主義といったような考え方、政策によりまして、非常に定期船海運秩序が混乱に陥りつつあります。それと同時に、東欧圏諸国の非商業的なベースの競争の形での定期船海運への参入、こういうようなことが次第に大きな問題となってまいっております。
○真島政府委員 定期船海運の場合は、同盟の中で同盟と荷主との話し合いということもございます。さらに同盟と逆にいわゆる盟外船との間での争いにもなります。不定期船の場合は、直接に荷主と船主との話し合いの中でそういう結果が出てまいるものと思っております。
私たちといたしましては、この同盟行動は同盟運営の新しい国際ルールをつくることでございますし、発展途上国との海運問題の摩擦の緩和に役立ちますし、かつ定期船海運の安定した運営にも役立つというふうに考えております。