1987-08-25 第109回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第2号
ところが、今定期市場という先物市場があるわけですが、我々が買う一キロ二百六十円というのが先物取引で一体幾らぐらいで値段がついておるかといいますと、例えば十一月限というのですが、十一月に引き取る砂糖の値段は十七円です。
ところが、今定期市場という先物市場があるわけですが、我々が買う一キロ二百六十円というのが先物取引で一体幾らぐらいで値段がついておるかといいますと、例えば十一月限というのですが、十一月に引き取る砂糖の値段は十七円です。
げたとおりでございまして、これらに対処いたしますために、農林水産省といたしましては、すでに関係商品取引所に対して調査をさせ、かつ、必要な市場管理要綱を厳正に守るように、あるいは措置を講ずるようにという指導をしてきたところでございますが、さらに今回一歩進みまして、調査につきましても、委託者ごとの建て玉の状況でございますとか、現物受け渡しされました小豆がどういうような状況になっていくのかとか、あるいは定期市場
しかし、いずれにしても、余りにも高くなりますと将来非常に危険でございますので、大蔵省といたしましては、先般、定期市場につきまして証拠金を引き上げ、また、掛け目を下げまして警告を発したところでございます。今後もそのように考えております。 過剰流動性は、先ほど申しましたように、いまのところは心配ないのでございますが、これも将来の問題として十分戒心してまいりたいと思っております。
「上記の意味において、定期市場への大衆参加については、一定の制限を加えるべきものと考えるが、商品取引に参加する者は、まず十分な資力を有していることが必要であり、また、十分な商品取引に関する知識を有していることが前提である。」こういうふうに考えております。
たとえば毛糸について、新聞紙上などでもこの投機家が非常に問題になった昭和四十九年の一年間の定期市場出来高は約七百四万枚。しかし、実の生産高は三十一万枚でございますから、倍率にしておよそ二十三倍という異常な状況になっておるわけです。このような概括的な繊維の定期取引所の問題について当局はどのように見ておられるか、この点をまずお聞きしておきたいと思います。
いま申したように、繊維の定期市場における取引については、他の商品と同じようにさまざまな問題を引き起こしておるわけでございますが、特に繊維については、上場商品としての適性に私は問題があると思うんです。だから、商品取引においていろいろ問題があるというものの、並列的に私は繊維の問題を考えてはいけない。そもそも上場商品として適性であるか否か、このことを十分検討してみる必要があると思う。
産構審の場も一つの場であろうかと思いますけれども、たとえば最近になりまして一番ここでも議論になります、問題になっております毛糸の定期市場のあり方につきまして、毛関係の業界が、これは紡績、糸商、機屋、取引所及び通産省も入りまして、実は五月から毛糸定期市場対策協議会というものをつくりまして、この法改正を契機に勉強、検討を開始しておるわけでございます。
答申の中に、「定期市場は、第一義的には、当業者により利用されるものであるが、これが円滑に機能するためには、外部からのいわゆる投機資金の導入が必要である。と述べております。私は、この外部の導入資金というものが過当投機をつくる一つの原因にもなっているのではないだろうか。
「定期市場への大衆参加については、一定の制限を加えるべきものと考える」。あなたのおっしゃるのはその大衆のうちの第一の部類に属するものについての制限ということがこの方針にあるのだと思いますが、この一般大衆の参加問題について考えてみますと、この法の目的から見てあるべきでないという考え方を、いま申し上げたように政府は少なくとも四十六年当時までは持っておったと私は思うのですね。
そこで、定期市場の運営に当たる商品取引所の機構、構成員などを現状のままにしておくというように判断されたのはどういう理由なのか。こういう決議があるのにこれを避けられているということ、ここをひとつ明確に聞かしていただきたい。
そこで、いわゆる産構審流通部会定期市場問題小委員会の答申では、新規上場品目の拡大に際しては、わが国経済が国際化している状況にかんがみ、国際商品を上場させていくことが望ましいと、こういうふうに述べておりますね。さしあたっては廃止を重点にやるにしても将来は適格商品を上場させていくという方針であることは間違いないと思いますが、念のために上場商品をふやす考えもあるのかどうか、これを次に伺いたい。
これは否定する立場ではありませんが、こういうことを取り入れたということはまことに結構なことと思いますが、定期市場の機能強化という観点に立ちますと、経済の実態にどう対応させていくのか、商品取引所のあるべき姿がぼやけているように思われるわけであります。 そこで、まず農林省にお伺いをいたしますのは、現在上場されております砂糖と生糸は、国内産業の保護ということから価格安定制度がとられております。
今回の改正で新商品上場のルールを簡素化して定期市場に活力を与えることにしたことはよろしいと思いますが、生産量と取引高のアンバランスが会員をして過当投機あるいは価格操作的行為に走らせることになると思うわけでございます。
○中村(重)小委員 「第二に、定期市場の運営にあたる商品取引所の基盤の確立及び運営の公正化を図るため、」には「商品取引所を地域ごとに統合し、各取引所を複数商品市場とすること。」というのがある。私は、この問題について委員会で取り上げたことがあるわけです。情報化社会なんで、取引所はこの際少し整理統合して内容を強化していくことが必要ではないかということを指摘をしてまいったわけです。
本日は、参考人として産業構造審議会流通部会定期市場問題小委員会小委員長近藤止文君に御出席を願っております。 この際、近藤参考人に一言ごあいさつを申し上げます。 近藤参考人には、お忙しいところ本小委員会に御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。
○近江小委員 答申は、現在の制度及び運用の問題点としまして、上場する意義が低下した商品が上場されておること、定期市場に対する不信感があって、新規上場商品を欠いておるということを指摘されておられるわけでございますが、この意義の低下した上場商品というのは具体的に何をおっしゃっておるかということと、市場に対する不信感の寄って来たる理由、その実情を具体的にどういうように把握しておられるかということにつきまして
この商品取引所の問題については、すでに定期市場小委員会というものから答申が出されて、改革の方向が示されておるわけですが、繊維について言うなら、少なくとも諸外国の状態とわが国の状態とは違うわけですね。諸外国で見ますと、天然繊維原料が定期市場に上場されておるわけですが、繊維製品の上場されている例はあまりない。
このほど定期市場小委員会でもって一応この取引所につきまして答申が出され、改革の方向が明らかにされておりますけれども、われわれといたしましては、まだ不満足の問題があるということを率直に指摘したいと思うわけであります。
現在の取引所のあり方につきましては、いままで各方面から問題点が指摘され、論議を呼んでまいりましたし、このほど定期市場問題小委員会の答申が出され、一応改革の方向が明らかにされました。しかしながら、今日の取引所のあり方を見ますと、それが物価対策の面、企業経営の面、さらに労働者の労働の価値とその意識の面からいたしましても、多くの弊害を招いていることは否定できません。
御指摘のとおり、砂糖の値段は、原料の大部分を占めるところの原糖によりますので、一九二一年と覚えておりますが、ニューヨーク定期市場ができましてから、二十三セント五というのがありましたけれども、実はおとといそれを破りまして、本日二十五セント、ロンドンは二百七十四ポンドになっております。
御承知のように、製油用それから食品用含めまして、わが国の場合は、アメリカの定期市場から相当先物の買い付けをやっておりますようでございまして、ただいまの私どものつかんでおります情報では、相当量の先物の手当てを終わっているというふうに考えておりますので、特別の事情の変化がない限りは、まず今年度の需給に不安はないというふうに考えている次第でございます。
特に、新聞等の記事によりますれば、昨年の欧州、中国、ソ連にまたがる世界的に異常な気象現象のために、ソ連がアメリカから大量の大豆の買い付けを行なった、それからまた中国が——従来、中国は日本に大豆を供給していた国でありますけれども、この中国がアメリカから大豆を購入した、こういうようなところから、シカゴの定期市場の大豆相場が約二倍の九ドルぐらいまではね上がっておる、こういうような状況も報道されておるわけでございます
したがいまして、私どもとしては、糸商、かつメーカーも紡績、織物、両方入りました毛糸定期市場対策協議会におきまして、今後格付委員会をどうしたらいいかということを検討中でございます。私の意見は、メーカーの御意見がもっと直接反映するようにすべきだと考えております。
ただ、この問題につきまして、現在毛糸の定期市場対策協議会というのがございまして、この対策協議会で現在そういう方向で検討しております。ついては、その検討の結論を待って、すぐにそういうふうにいたしたいと思っておる次第でございます。
○山下(英)政府委員 この毛も、先ほど申し上げました定期市場協議会でいま相談をしていることでございますけれども、私どもとしては、私も繊維局長もそういう方向で考えております。
○橋本政府委員 先ほど先生が御指摘になりました商品取引所制度の根本的見直しについてでございますが、通産、農林両省におきましては、一昨年暮れに出ました商品取引所審議会の意見を尊重いたしまして、昨年の七月以来、産業構造審議会の中に定期市場問題小委員会を設置いたしまして、新しい時代に即応した取引所制度そのものについて検討を始めておるわけでございます。
○神崎委員 まず第一にお伺いしたいのは、定期市場では綿糸の品薄、これが一時ほどではない、こういうふうに一部ではいわれておりますけれども、しかし実需段階では綿糸不足によるいろいろな弊害が続いております。たとえば、メーカーや染色業者、縫製業者、小売り店の綿糸不足の実態を調査されたのかどうか、通産当局にお伺いをいたしたい、これが第一であります。
三十年から三十二年は下がって、二千六百円から二千八百円、そして三十三年には暴落して、四十一年まで大体千五百円から千九百円台を往来しておりまして、四十六年十月には八百三十円という超安値になったわけでございますが、昨年の後半、八、九月ごろから徐々にこれが上がりまして、千六百円ぐらいから千九百円、そしてことしの春になりまして、一時毛糸の取引所の停止とかいろいろございましたのですが、たしか三千百七十円で定期市場
○橋本説明員 ただいま御指摘のように、まさに片看板の問題は地域性の問題にかかってくるかと思いますが、現行法ないしは現行の取引所制度が地域性の実情に応じて運用するたてまえになっておりますので、現状では、今回の措置でとりあえずやむを得ないのじゃないかと思いますが、昨年来産業構造審議会の流通部会の中に定期市場小委員会を設けまして、この場で今後の取引所のあり方を含めまして検討いたしておりますので、その検討結果
従ってわれわれの生産するところの国用生糸に対しても、市場操作の方へ、定期市場へこれを売りつなぐことのできるようにいたしたいという考えであります。かようにいたしまして、繭を二千貫なり三千貫なり仕入れました小さな業者が、仕入れた直後に非常な生糸の値下りがある。