1954-03-29 第19回国会 参議院 本会議 第24号
勿論、新制大学発足以来日なお浅く、大学の内容には足らざるところが多く、法の規定内容が年々歳々改正されつつある現状でありますことは、私どもも認むるものでありまするが、かと申しまして、それだけを以て大学の定員、教育研究施設等の規定が、時の行政府の手中に壟断されてよいということの理由には少しもならないと考えます。
勿論、新制大学発足以来日なお浅く、大学の内容には足らざるところが多く、法の規定内容が年々歳々改正されつつある現状でありますことは、私どもも認むるものでありまするが、かと申しまして、それだけを以て大学の定員、教育研究施設等の規定が、時の行政府の手中に壟断されてよいということの理由には少しもならないと考えます。
併しながら、それを以て、大学の定員教育研究施設等の規定が、時の行政府の手中に壟断されてよいということにはならないのであります。 今回の改正は行政機関が事務的な煩を避けるための単なる簡素化であると説明されておりまするが、このような便宜主義は行政府の怠慢と申すべきであります。