1951-05-31 第10回国会 衆議院 建設委員会 第29号
実際処理する場合においては、今の規則では一週間以内において裁決しなければならぬ、これが裁決する場合においては、いわゆるメンバーが官憲一点張りの、官側に都合のいいようなメンバーばかりでありますから、受理すればほとんど官庁の起業であると官庁の側の申立を受理するような傾向が多分にあつたと思うのであります。
実際処理する場合においては、今の規則では一週間以内において裁決しなければならぬ、これが裁決する場合においては、いわゆるメンバーが官憲一点張りの、官側に都合のいいようなメンバーばかりでありますから、受理すればほとんど官庁の起業であると官庁の側の申立を受理するような傾向が多分にあつたと思うのであります。
その場合においては、収用委員会において従来のような官憲一点張りではなくて、やはり民間の委員も選定して、ほんとうに公平な立場で公益性も十分尊重するということもやつておりますし、またその事前において調停とか和解とかいう方法も講じて、できる限り私権と公益性とを調和した上においてすべてのことをやつて行こう、こういうことだろうと思います。