1956-05-16 第24回国会 参議院 内閣委員会 第44号
この官吏服務紀律の規定を申し上げますと、明治二十年七月三十日の勅令第三十九号はいわゆる官吏服務紀律でございますが、その七条に「官吏ハ本属長官ノ許可ヲ得ルニ非サレハ営業会社ノ社長又ハ役員トナルコトヲ得ス」第十一条に「官吏並二共家族ハ本属長官ノ許可ヲ得ルニ非サレハ直接ト間接トヲ問ハス商業ヲ営ムコトヲ得ス」、それから第十三条に、「官吏ハ本属長官ノ許可ヲ得ルニ非サレハ本職ノ外ニ給料ヲ得テ他ノ事務ヲ行フコトヲ
この官吏服務紀律の規定を申し上げますと、明治二十年七月三十日の勅令第三十九号はいわゆる官吏服務紀律でございますが、その七条に「官吏ハ本属長官ノ許可ヲ得ルニ非サレハ営業会社ノ社長又ハ役員トナルコトヲ得ス」第十一条に「官吏並二共家族ハ本属長官ノ許可ヲ得ルニ非サレハ直接ト間接トヲ問ハス商業ヲ営ムコトヲ得ス」、それから第十三条に、「官吏ハ本属長官ノ許可ヲ得ルニ非サレハ本職ノ外ニ給料ヲ得テ他ノ事務ヲ行フコトヲ
なお十一条には「官吏並ニ其家族ハ本属長官ノ許可ヲ得ルニ非サレハ直接ト間接トヲ問ハス商業ヲ営ムコトヲ得ス」というような規定があります。
○國務大臣(下篠康麿君) 板野君の御質問中、教員の待遇改善につきましてお尋ねがあつたのでございますが、この問題につきましては一昨年來、一般官吏並にしたいということにつきまして逐次努力の結果、特に本年四月からは賃金ベースの改訂の際に一般官吏よりもやや有利な状況になりまして、現在におきましては大体一般官吏の給與を上廻つておる実情であります。
先般の職階制の設定によりまして、警察官も今までの俸給よりも相当高いところに職階制を設けるということになりましたので、これで一般官吏並、あるいはそれよりも若干いいところになるように改訂を見たのであります。これ以上は全体の官吏の給與ベースの問題になると思つておるのであります。
大体のその向うの協定案の内容といたしましては、これは役員と同じようにいろいろ時間外労働に対する報酬をくれとか、あるいは傷害したときの傷害補償をしてくれとか、あるいは月給その他皆官吏並にしてくれということや、それから近いうちに農地改革が済みましても、決して自分らは失業しないようにしてくれというような内容でありまして、後者につきましては、農地委員会で農地改革を進めて多小減らすようなことがあつても、それは
こういうことのないように、一般官吏並以上の旅費ということは、私どもとしては希望いたしますが、何分にもこれが官吏という以上、官吏並の旅費でがまんしなければいかぬというような、ジレンマ的なところもございます。それで実は実地検査の今のような御指摘の点は、私どもとしてもいろいろな悩みをもつておるのであります。現在は給与、旅費の定額の範囲を、この予算は実は一歩も出ておりません。
ところが、それを事務当局でしてやりたいと考えても、官吏の待遇ですから、官吏並に扱わなければならぬという根本原則に伝られることになるのです。そこに実際と理論の食い違いができます。従来は、議会の速記者は短かい期間でこれだけの俸給がもらえるというので、一生懸命にこの道を切磋琢磨して、優秀な技術の速記者ができた。今それと同じ待遇でいい速記者ができるかというと、できない。
もとは師範の附属の小学校の先生が、平均して地方の学校の先生よりもよかつたのでありますが、教員の俸給を一應官吏並にいたすというような方針で改善いたしてまいりましたところ、その上に各地の特殊事情によりまして、國で標準として定めた以上に各地の当局者並びに学校の先生たちの話合いによりまして、その標準を上まわるようになつたのであります。
この中例えば旅費などの点につきましても最近問題が起つたのでありますが、官吏と同じような旅費であるということでありますのに、旅費はやはり官吏並ではやつて行けないというので、旅費の増額申請というものを政府の方に出している。政府の方ではいろいろと折衝して御審議はなさつているのだろうと思いますけれども未だにそれが決まつていない。遂に他の方面からも注意がありまして、会計檢査院といたしましても勅令違反である。
………………………………… 参議院議員小川友三君提出小、中学校職員に関する質問に対する答弁書 教職員の給與は従来一般官公吏に比して著しく低位にあつたのであるが、一昨年七月に一廳官吏並の引上げが行われ、その後においても地方廳の努力によつて教職員の給與は大いに改善せられており、現在一八〇〇円ベースにおける地方教職員の一人当平均月額は政府の資格別、年齢別の給與基準から検討して見るとき一般官公吏に比して
これに関しまして政府委員より説明を聽取いたしましたところ、從來教員の待遇は一般官吏よりも低位にあつたので、今回一應一般官吏並には引上げたのでありますが、併し俸給以外のものを含めた給與全体から考えるときは、教員の待遇はまだまだ劣つている。特に旅費、住宅、物資配給の面において改善を要するものあるので、目下教員の待遇改善に関し適切なる処置を研究中である旨の答弁があつたのであります。
両税務官吏をして一般官吏並の給與を得るように特に政府において考慮をされたいという希望を以て本案に賛成をするということであつたのであります。かくて、討論を終りまして、採決に入つたのでありますが、全員賛成、全会一致を以て本案は可決と決定をいたした次第であります。これを以て報告を終ります。(拍手)
尚これは序ですが、税務官吏が普通の官吏に比較して三号俸ぐらい低いのが一般だそうでありますが、税務官吏をこんなに薄遇しておつては、財政運営上非常に困る事態が起ると思いますので、別の機会にこの税務官吏一般官吏に一般官吏並の俸給を與えるように考慮して頂きたいという希望を述べて賛成いたします。
これは一服官吏の賠償責任とは違つておりまして、特定郵便局長に對して特別に重い賠償責任を今日は課しておりますので、これまた適當でないと考えまして、賠償責任も近く一般官吏並に改めることにいたしたいと考えておるのでございます。