1955-12-05 第23回国会 衆議院 本会議 第4号
政府の地方財政対策を一言にして言えば、実は大蔵省官僚案でありますが、本年度の地方財政措置額を百八十八億円とし、そのちち百六十億円を公共事業費の削減と一般会計の歳出圧縮によって捻出せんとするものであります。本年度の地方財政の赤字は五百四億円といわれている。にもかかわらず、百六十億円の財政措置では、全く焼け石に水であります。
政府の地方財政対策を一言にして言えば、実は大蔵省官僚案でありますが、本年度の地方財政措置額を百八十八億円とし、そのちち百六十億円を公共事業費の削減と一般会計の歳出圧縮によって捻出せんとするものであります。本年度の地方財政の赤字は五百四億円といわれている。にもかかわらず、百六十億円の財政措置では、全く焼け石に水であります。
私は、企業資本充実のための資産再評価のこの特別措置法案について大蔵大臣に一つお尋ねいたしたいのですが、その第一は、先ず政党政治ということから大蔵大臣に一遍聞いてみたいと思うのですが、この政府原案をお出しになるときには、今の政党内閣制の原則から考えて、当然これは与党の政策としてお出しになつた重要な経済政策だと思いますので、与党と御相談になつてお出しになつたものであるか、それともこれは単なる大蔵省の官僚案
国会は政府の官僚の案に向つては、当然堂々と直すべきことは直すということをしないと、最後は上の方からりくつもなく押えられて、政府、官僚のつくつた案が無条件で通つて行くということでは、――私は委員長が考えられておるという自主的な行政機構を国会がやるということを聞いておつても、今日のような情勢で、絶対多数の与党すらこの政府官僚案に手を加えることができないというような国会の審議ぶりでは、私はどこに国会の自主性
形式は議員立法、内容は官僚案、または議員立法に官僚のオーケーをとつたもの、こういう立法の方法を慣習とすることによりまして、実質的には議員を官僚独裁の隠れみの、道具にしようという腹黒い陰謀があるといういうことを、この際指摘しておきたいと思うのであります。これこそ、まさにアメリカの支配が官僚を通じて依然として議会を抑制せんとする陰謀であるということであります。
これは風聞でありますからはつきりと申し上げませんが、大藏省の原案、いわゆる大行省の官僚案に対して、地方財政委員会は今まで一体何をしておつたかということを実は言いたいのであります。この案のできるまで地方財政委員会としては知らなかつた。
我々が仄聞するところによりますれば、今年の電力の調整は官僚案といたしましては割當制にやろう。つまり切符制によつて、我々の家庭の電燈から大は五千キロワツトの炭鑛の電力に至るまで、すべて割當の切符制で電力消費をやらせようというようなことを考えております。
……(発言する者あり、聽取不能)提出されるとか聞いているのでありますが、この法案がかりにも官僚案であるとするならば、われわれはよほど警戒しなければならない。國民によつて裁かれる時が到來した官僚が、みずから裁く法規を立案するということは理窟にかなわぬことであります。われわれは次の改革意見を中心として、公務員制度の徹底的改革について論議を重ねているのであります。